band アプリ 何人 までを調べる人は、たいてい具体的な数を抱えています。町内会で世帯数が400を超えている、学校の保護者連絡で学年をまたぐと800人になる、地域のスポーツ団体で全部の学年を1か所に集めたい。人数が入りきるかどうかで、そもそも検討を続けるかが決まります。結論を先に書くと、通常のグループは1,000人が上限で、設定を変えれば上限をなくせます。ただし、人数の上限より先に詰まる箇所がいくつもあります。ここを知らずに移行を始めると、初日に止まります。
通常は1,000人、切り替えれば上限なし
公式のヘルプセンターには、次のように書かれています。
Bandが「無制限(ビッグBand)」に設定されている場合、メンバー数に上限はありません。 ただし、通常のBandは最大1,000人までのメンバーを招待できます。 出典: help.band.us
切り替えの手順も同じページに書かれています。公式サイトから該当のグループを開き、「Band設定」の中の「最大メンバー数」を選び、「無制限(Big Band)」に設定を変更します。スマートフォンのアプリではなく、公式サイト側での操作として案内されている点に注意してください。役員がスマートフォンしか使わない会では、この操作だけパソコンの前でやることになります。
なお、「無制限」への切り替えは、最初から全員に必要な操作ではありません。参加者が1,000人に届かない会は、通常の設定のまま使えます。切り替えが必要になるのは、市内全域の連合組織、大規模なマンションの管理組合、卒業生を含めた同窓会のように、明らかに1,000を超える名簿を扱う場合です。逆に言えば、いま参加者が200人程度の会が、将来を心配して先に無制限へ切り替える必要はありません。
つまり、人数そのものが理由で使えない集まりは、実務上ほとんどありません。世帯数1,000を超える大規模な自治会、生徒数が多い学校、市内全域の少年団の連合組織であっても、設定を変えれば入ります。判断の分かれ目は「入るかどうか」ではなく、「その人数で運用が回るかどうか」に移ります。
無制限に切り替える前に考えること
人数の上限を外せると分かると、つい1か所にまとめたくなります。ここが最初の落とし穴です。参加者が増えると、連絡の質は必ず落ちます。
まず、全員に届く通知の重みが変わります。50人の会なら「明日の集合は9時です」で足りますが、800人の会で同じ書き方をすると、大半の人には関係のない通知になります。関係のない通知が続くと、人は通知を切ります。通知を切った人は、本当に大事な連絡も見ません。人数を増やした結果、連絡が届かなくなるという逆転が起きます。
次に、投稿の流れが速くなります。1日に数件の投稿があるだけで、前日の連絡は画面の下へ流れます。行事の案内が流れて「聞いていない」という電話が役員に来る。これは人数が多い会の定番です。
3つ目に、名簿としての管理が重くなります。誰が入っていて誰が抜けたのかを、人数が多いほど把握しづらくなります。年度が変わるたびに、卒業した家庭が残っていないか、引っ越した世帯が残っていないかを確認する作業が発生します。この確認を誰がいつやるかを決めていない会は、数年で名簿と実態がずれていきます。実態とずれた名簿は、いざ緊急連絡が必要になったときに役に立ちません。
対策は2つの方向があります。1つは、グループを分けること。学年別、地区別、役員だけ、という分け方です。もう1つは、1つに集めたうえで、掲示板や分類の機能で読む場所を分けることです。BANDでは投稿にタグを付けて分類でき、よく使うタグは掲示板として作成しておけます。会の性格によって、どちらが向くかは変わります。世帯単位で回覧を配る町内会は地区別に分けたほうが早く、学年で動くPTAは学年で分けたほうが自然です。運用の型は町内会での使われかたとPTAでの使われかたに、それぞれの分け方の例を載せています。
人数より先に詰まるのは招待の回数
移行の初日にいちばん多く聞くのが、この話です。ヘルプには、1日の招待回数には制限があり、これはスパム招待から利用者を守るためのポリシーだと書かれています。具体的な回数は公開されていませんが、上限があること自体は明記されています。
新年度に一気に300人へ招待を送ろうとして途中で止まった場合、不具合を疑う前にこの制限を思い出してください。役員が「アプリが壊れた」と判断して移行そのものを取りやめる、という残念な結末がときどき起きます。
招待の経路も、人数が多い会ほど設計が要ります。会員に配るときの経路は3つあります。1つ目は、役員が個別に招待を送る方法。相手を特定できるので確実ですが、手間は人数に比例します。2つ目は、招待リンクを配る方法。総会の資料や案内文に載せられて早いのですが、そのリンクが会の外へ回ると誰でも入れる状態になります。3つ目は、参加申請を受け付けて承認する方法。相手から申請してもらい、役員が名簿と突き合わせて承認します。人数が多い会でいちばん現実的なのは、3つ目に電話番号認証を組み合わせる形です。
現実的な進め方は、招待を配る側を1人にせず、役員で分担することです。招待を作れる権限を持つ人が複数いれば、その分だけ1日に配れる数は増えます。あわせて、招待リンクには使用期限がある点も押さえておきます。期限切れの表示が出る理由として、招待がキャンセルされた場合、リンクの期限が切れた場合、招待を作成したメンバーの権限が変更された場合、招待を作成したメンバーが退会した場合の4つが案内されています。役員が交代して権限が変われば、その人が配った古いリンクは使えません。名簿の移行は、数日から2週間ほどの幅を見て計画するのが安全です。
役員の数にも上限がある
人数の話は、会員だけの話ではありません。運営側の枠にも上限があります。サブリーダーは最大50人まで設定でき、運営に必要な権限を分けて付与できます。
50という数字は、たいていの会にとって十分です。むしろ問題は、必要な人数を置いていない会のほうです。リーダーが1人で、サブリーダーがゼロという状態は、規模が大きくなるほど危険になります。リーダーが長期間アクセスしていない場合、サブリーダーがいるグループは3か月、いないグループは1か月アクセスがなければ、メンバーの合意を得た1名へリーダー権限を委譲できるとされていますが、これは投票と問い合わせを伴う手続きで、すぐには片付きません。
人数が多い会ほど、承認、投稿の確認、名簿の管理といった作業が増えます。運営を1人に集中させないことは、人数の上限と同じくらい先に決めておくべき設計です。
1回の投稿に載せられる量
「何人まで」と同じくらい聞かれるのが「どれだけ載せられるか」です。投稿の件数と容量そのものに制限はないと案内されていますが、1つの投稿に添付できる数には細かい上限があります。
・写真。投稿は100枚まで、コメントは5枚まで ・動画。投稿ごとに10本まで、1本あたり3GBで1時間以内 ・ファイル。投稿ごとに10個まで、1つあたり1GB以内 ・投票。投稿ごとに10個まで、1つあたり最大50項目、タイトルや項目は200文字まで ・参加者募集とTO DO。それぞれ投稿ごとに10個まで ・クイズとアンケート。投稿ごとに10個まで、それぞれ質問を最大50個まで登録可能 ・音声メッセージ。投稿ごとに10個、1個につき30分以内 ・割り勘は投稿ごとに1つ、マークダウンは5個まで
この一覧は、会の実務に当てはめて読むと意味が変わります。たとえば参加者募集の機能は投稿ごとに10個まで置けるので、1つの投稿で複数の行事の出欠を同時に聞けます。TO DOも同じく10個までなので、役員の作業分担を1つの投稿にまとめられます。クイズとアンケートはそれぞれ質問を最大50個まで登録でき、質問に添える動画は30分以内、音源は10MB以内、ファイルは50MB以内で1つだけという条件が付きます。研修の理解度確認や、会員アンケートを取る場面で使える枠です。
会の運用で効いてくるのは写真の100枚です。運動会や発表会の写真を全部載せようとすると、1投稿では収まりません。日付や種目で分けて投稿するのが前提になります。もう1つ効くのが、投票の項目数50です。役員選出や日程調整で候補が多い場合、50を超える設計にはできません。日程調整は日付を絞ってから聞く、という運び方に変える必要があります。
なお、映画や動画、音源ファイル、アプリの配布ファイルは著作権の問題で添付が制限される場合があると案内されています。行事で流した音源をそのまま共有する、といった使い方は想定されていないと考えたほうがよいです。
トークと通話の上限
投稿とは別に、トーク側にも上限があります。1回に送信できるのは、写真が30枚、動画は1GB未満のものを1本、添付ファイルは100MB未満のものを5つまでです。写真は最大30枚までまとめて一度に送れて、まとめたまま、あるいは1枚ずつダウンロードできます。
通話にも人数の枠があります。利用時間は最大2時間で、音声通話は最大50名、ビデオ通話は最大200名まで一緒に利用できるとされています。役員会をオンラインで開く程度なら十分な枠です。ビデオ通話の後には参加率や入退室時間を確認でき、パソコンから見る場合は表計算ファイルとして書き出したり印刷したりできます。研修や講習の出席管理をしたい教室では、この機能が効きます。使い方の例は教室での使われかたにまとめています。
会の規模が大きくなると、通話より先に「誰が誰と話せるか」の設計が問題になります。メンバー同士が自由にトークルームを作れる状態にするか、リーダーとサブリーダーだけが招待できる状態にするかは、人数が増える前に決めておいたほうが揉めません。
入る人数と、入れてよい人数は別
上限の話をしていると、つい「何人まで入るか」だけを見てしまいます。会にとって本当に重要なのは、入れてよい人だけが入っている状態を作れるかどうかです。人数が増えるほど、この管理は難しくなります。
BANDには、入口を絞る仕組みがいくつか用意されています。参加条件では、リーダーが性別と年齢を条件に設定できます。プロフィールに登録された性別や年齢が条件に合わない人は参加できません。あわせて電話番号認証をオンにすると、参加申請者の一覧に「番号認証済み」と表示され、電話番号を認証した人だけを承認できるようになります。名簿を扱う会では、この番号認証が実質的な本人確認の代わりになります。
さらに「メンバー承認設定」の中の「電話番号公開リクエスト」をオンにすると、承認するときに申請者の電話番号を確認できます。会員名簿と突き合わせて、知らない番号なら承認を保留する。この一手間が入るだけで、人数が多い会でも無関係な参加をほぼ止められます。
参加条件を設定するときに気を付けたいのは、条件に合わない人が「参加できません」という表示だけを見て終わることです。年齢や性別の条件は、相手のプロフィールに登録された情報で判定されます。プロフィールの生年月日や性別が未入力だったり実際と違っていたりすると、本来入れるはずの会員が弾かれます。しかも生年月日と性別は変更回数に制限のある固定情報として案内されています。条件を厳しくしすぎると、問い合わせ対応で役員の時間が消えます。名簿を扱う会であれば、性別や年齢の条件は使わず、電話番号認証と承認制の2つで十分です。
承認する側の負担も見積もっておく必要があります。500人の会で年度初めに一斉に申請が来ると、1人で処理するのは現実的ではありません。サブリーダーに承認を任せられる設計にしておくか、地区や学年で分けたグループごとに担当を置くか、どちらかを先に決めてください。
見せる範囲も人数と関係します。グループには秘密、一部公開、公開の3種類があり、秘密にすると検索では見つからず、招待を通じてのみ参加できます。人数の多い会ほど「誰でも入れる状態」にしておく危険が大きくなるので、上限を無制限にする前に、まず公開範囲を確認してください。設定を変更するとメンバー全員に通知が送られ、公開に関する設定変更は7日間で2回までという制限もあります。何度も切り替えて試すことはできません。
増やした人数を戻すときの手順
会の人数は増える一方ではありません。卒業、退部、引っ越し、退会。名簿から外す作業も、人数が多いほど頻繁に発生します。
メンバーの強制退会を実行できるのは、リーダーとサブリーダーだけです。強制退会になった人は、再び招待を受けるか、申請して承認されない限り参加できません。そして3回以上の強制退会処分を受けると、二度とそのグループには参加できなくなります。会費の未納や連絡の行き違いで安易に使うと、後から戻せない状態を作ってしまいます。誰がこの操作をしてよいかは、会として決めておくべきです。
グループそのものを閉じる場合も、扱いが2つに分かれます。削除すると、中のすべてのコンテンツが削除され、復元できません。削除されたグループはサーバーからも自動的に削除されるため、あらゆるデータが戻らないと明記されています。一方、アーカイブを使うと、読み取り専用の状態で内容を保存でき、リーダーがいつでも再び有効にできます。学年やシーズンで区切られる集まりは、削除ではなくアーカイブを使うよう案内されています。
人数の多い会ほど、この違いを知らないまま削除してしまったときの損失が大きくなります。800人分の連絡履歴と数年分の写真が一度に消えると、取り戻す手段はありません。年度末の処理をどうするかは、移行の初年度に決めておいてください。
容量は人数ではなく中身で減る
「1,000人入れたら容量が足りなくなるのでは」という心配をよく聞きますが、保存容量が減るのは人数ではなく添付の中身です。ここは仕組みを知っておく価値があります。
写真と3分以下の動画は、保存容量を占めていない場合は永久保管とされています。3分を超える大容量動画や一般のファイルは、保存容量の範囲で永久保管です。10MB以上の大容量ファイルとライブ配信は、Band設定の「ファイル・動画保管設定」で選んだ方法によって扱いが変わります。「30日保存」を選ぶとストレージは使いませんが30日間しか確認できません。「Bandストレージに保存」を選ぶと容量の範囲で保存できますが、容量がいっぱいになると古い順に添付が削除されることがあります。保存期間が満了したファイルや動画は復旧できません。
リーダーは容量の管理もできます。各グループの「BAND設定」から「設定を変更する」に進み、「ファイル・動画の保存設定」の中の「ストレージ管理」で、不要な添付を定期的に削除できると案内されています。年度の切り替わりに1度、前年度の重い添付を整理する。この作業を役員の年間予定に入れておくと、容量で困る場面はほぼ来ません。
つまり、人数が多い会で容量が問題になるのは、参加者が多いからではなく、行事が多くて動画が増えるからです。会として決めるべきなのは、動画をどこに置くか。行事の記録映像は端末やパソコンに落として保管し、アプリには短い抜粋だけを置く。この運用にしておけば、人数が増えても容量では詰まりません。追加の容量はアプリ内で有料購入できますが、有効期限が切れると追加分に保存していたファイルは一定期間後に削除され、猶予期間は設けられていないと明記されています。有料で足すのは、恒久的な保管の代わりにはなりません。
上限の数字を一覧で押さえる
会議の資料に載せる形で、公開されている上限をまとめます。すべてヘルプセンターに記載されている内容です。
| 項目 | 上限 |
|---|---|
| 通常のグループのメンバー数 | 1,000人まで招待可能 |
| 無制限に設定したグループ | メンバー数の上限なし |
| サブリーダー | 最大50人 |
| 音声通話 | 最大50名 |
| ビデオ通話 | 最大200名 |
| 通話の利用時間 | 最大2時間 |
| 投稿への写真 | 100枚 |
| コメントへの写真 | 5枚 |
| 投稿への動画 | 10本、1本3GBで1時間以内 |
| 投稿へのファイル | 10個、1つ1GB以内 |
| 投票 | 10個、1つ最大50項目 |
| 音声メッセージ | 10個、1個30分以内 |
| トークの写真 | 1回30枚 |
| トークの動画 | 1GB未満を1本 |
| トークの添付ファイル | 100MB未満を5つ |
| 承認待ちの投稿 | 最大1,000個をまとめて処理 |
この表を役員会に出すと、議論が具体的になります。「入るのか」ではなく「写真の載せ方をどうするか」「通話は全体でやるのか役員だけか」という話に移るからです。数字は年に一度、公式の記載を確認し直してください。仕様は静かに変わることがあります。
移行にかかる期間を見積もる
人数が決まると、次に聞かれるのは「いつから使えるか」です。人数によって、必要な期間は大きく変わります。
50人規模なら、役員が設定を決めて招待を配れば、実質1週間で全員が入ります。案内は口頭と紙の両方で1回ずつ出せば足ります。
300人規模になると、1か月は見ておく必要があります。招待の回数制限で1日に配れる数が限られること、参加しない人への催促が必要になること、操作が分からない人からの問い合わせが役員に集中することが理由です。総会や保護者会のように全員が集まる機会に合わせて案内すると、参加率が一気に上がります。
1,000人を超えるなら、年度をまたぐ計画にしたほうが無理がありません。最初の年は役員と一部の班だけで運用し、翌年度から全体に広げる。この形にすると、初年度に出た困りごとを設定に反映してから広げられます。全体に広げた後で設定を変えると、そのたびに全員へ通知が飛び、「また変わった」という不信につながります。
どの規模でも共通するのは、古い連絡手段をいつ止めるかを先に決めておくことです。並行運用の期限を決めないと、役員は両方に同じ内容を流し続けることになり、負担は移行前より増えます。期限を決めて紙に書き、案内の時点で伝えてください。
大人数のときの通知の設計
人数が増えたときに実際に壊れるのは、上限ではなく通知です。ここを設計しないまま無制限に切り替えると、半年で誰も見ないグループができあがります。
まず、通知の量を分ける単位を決めます。全員に届く必要がある連絡は、実際には多くありません。総会の案内、行事の中止、緊急の連絡。この3種類くらいです。それ以外は、地区、学年、班、担当といった単位に落とせます。BANDでは、メンバーの中でグループを分けて権限を与えられる仕組みがあり、公開トークルームや個別トークルームの作成権限を、リーダーと選択したグループに限定することもできます。
次に、通知を受け取る側の設定も案内しておきます。各グループの設定からプッシュ通知の設定を変更でき、通知を受け取る時間帯の設定もあります。夜間に通知が鳴ることを理由に退会する人は一定数いるので、最初の案内で「通知の時間を変えられる」と伝えておくと定着率が変わります。
最後に、読まれる書き方を役員で揃えます。件名にあたる1行目に、誰に向けた連絡かを書く。日付と場所を先に書く。長い文章は添付にして本文は3行にする。人数が多い会ほど、この書き方の統一が効きます。道具の上限を確認するのと同じくらい、この取り決めに時間を使ってください。
人数別に、決めることが変わる
同じアプリでも、会の規模によって決めるべきことは変わります。
50人までの会なら、設定はほとんど要りません。グループの公開範囲を秘密にして、役員を2人以上にしておけば足ります。連絡は1か所で回り、投稿が流れて困ることもありません。サークルや教室のように、顔が見える範囲の集まりはここに入ります。分け方の例はサークルでの使われかたにあります。
200人前後になると、通知の設計が必要になります。全員に出す連絡と、一部だけに出す連絡を分ける。掲示板やタグで読む場所を作る。承認の担当を複数置く。この3つを決めないと、役員に電話が増えます。
1,000人を超えるなら、無制限への切り替えに加えて、そもそも1つにまとめる意味があるかを問い直したほうがよいです。全員に届く必要がある連絡は、実際には年に数回しかない会が多いです。全体は連絡専用にして、日常のやり取りは地区や学年の単位に置く。この形にすると、通知を切る人が減ります。学校規模での運用は学校での使われかたにまとめています。
上限だけで道具を決めない
人数の上限は、道具を選ぶときの入口の条件でしかありません。上限を満たす道具は複数あり、そこから先は別の基準で選ぶことになります。
判断材料になるのは、次の3つです。1つ目は、役員が代わるときに引き継ぐものが1つで済むか。名簿、写真、予定が別々の場所にあると、引き継ぎのたびに漏れます。2つ目は、参加していない人に中身が見えないか。メンバー以外は見られない状態を設定で作れるかどうかは、名簿を預ける前提として外せません。3つ目は、新しいIDとパスワードを増やさずに始められるか。年配の会員が多い会では、ここが最初の関門になります。
同じ観点で他のサービスと並べたい場合は、いくつか出発点があります。機能の対応表はBANDとの比較にまとめてあり、いま使っているものから移す前提ならLINEグループとの比較が近い話になります。人数の多い集まりを匿名寄りで運用したい場合はLINEオープンチャットとの比較、写真の蓄積が中心ならFacebookグループとの比較、若い世代が多く役割ごとに権限を分けたいならDiscordとの比較を見ておくと、違いの当たりが付きます。細かい疑問はよくある質問に集めてあります。
もう1つ、上限とは別に確かめておきたいのが、参加する側の負担です。人数が多い会には、必ずスマートフォンの操作に慣れていない人が含まれます。新しいアプリを入れて、アカウントを作って、招待を承認して、という段階が3つあると、そこで脱落する人が出ます。何人まで入るかという上限の話より、実際に何人が最後まで登録できたかのほうが、会の運営には直結します。初回の案内では、登録の手順を紙1枚にして、写真付きで配るのが確実です。総会や保護者会の場で、その場で登録まで済ませてしまうやり方も有効です。
最後に、人数の話でいちばん大事なことを書いておきます。1,000人入る道具に1,000人を入れても、連絡が届くとは限りません。届くかどうかを決めるのは上限の数字ではなく、その人に関係のある連絡だけが通知として飛ぶ設計になっているかどうかです。まず会を分ける単位を決めて、それから道具の上限を確認する。この順番のほうが、移行したあとに続きます。
Q1. BANDのグループは何人まで入れますか?
通常のグループは最大1,000人まで招待できます。それを超える場合は、公式サイトから「Band設定」の「最大メンバー数」を「無制限(Big Band)」に変更すると、メンバー数の上限がなくなります。切り替えはスマートフォンのアプリではなく公式サイトからの操作として案内されているので、パソコンでの作業が必要です。
Q2. 一度に大人数を招待できますか?
1日の招待回数には制限があります。スパム招待から利用者を守るためのポリシーだと案内されており、数百人を1日で招待しようとすると途中で止まることがあります。招待を作れる役員を複数用意して分担し、名簿の移行は数日から2週間ほどの幅を見て進めると確実です。
Q3. 1つの投稿に写真は何枚まで載せられますか?
投稿には100枚まで、コメントには5枚までです。動画は投稿ごとに10本まで、1本あたり3GBで1時間以内、ファイルは投稿ごとに10個まで、1つあたり1GB以内という上限があります。運動会や発表会の写真をまとめて載せる場合は、日付や種目で投稿を分ける前提で考えてください。
Q4. 人数が増えると保存容量は足りなくなりますか?
容量が減るのは人数ではなく添付の中身です。写真と3分以下の動画は容量を占めていなければ永久保管とされ、10MB以上の大容量ファイルやライブ配信は「30日保存」か「Bandストレージに保存」を選ぶ形になります。行事の記録映像は端末に落として保管し、アプリには抜粋だけを置く運用にすると詰まりません。