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古希の同窓会の案内状|宛名と当日の配慮を書き添える

2026年10月7日 ・ Tsudoo編集部

古希の同窓会の案内状は、文面の美しさよりも配慮の有無で返信率が変わります。卒業から50年以上が経った同期に送る紙は、日時と会場を伝えるだけでは足りません。この記事では、古希という節目の年齢の示し方から、宛名の書き方、当日の負担を先に伝える一文の入れ方、返信の締切の置き方、送る手段の選び方までを順に決めていきます。

古希の同窓会の案内状で最初に決めること

案内状を作り始める前に決めておく必要があるのは3つです。誰を古希の対象とするか、どの年度に開くか、そして当日の負担をどこまで案内状に書くかです。

同期の全員が同じ日に70歳を迎えるわけではありません。誕生日はそれぞれ違うため、個々の年齢で線を引くと対象者の名簿が毎年ずれます。学年単位の同窓会では、その学年の全員が70歳を迎える年度に開く形が一般的です。この考え方は案内状の文面にも影響します。

年齢の表記は、数え年ではなく満年齢を用いるのが現代の一般的な考え方です(出典:喜寿祝い「古希と喜寿の違いは何?正しく祝うために知っておきたいことをまとめてみました!」)。学年やクラスの同級生は誕生日がそれぞれ異なるため、同窓会は学年全員がその年齢を迎える年度に開催するのが一般的です。案内状でも「満70歳」「満77歳」のように「満」をつけて表記すると、数え年との混同を防げます。 出典: templex.jp

3つ目の、当日の負担をどこまで書くかが、古希の案内状でいちばん差が出るところです。会場に段差があるか、席は椅子か座敷か、所要時間は何時間か、トイレが近いか。これを書いていない案内状は、出席したいが不安がある人を欠席に回します。行きたくないのではなく、当日の姿が見えないから決められないだけです。

決める順番は、対象者、日程、会場、当日の条件、そのあとに文面です。文面から作り始めると、会場が決まっていない段落を空けたまま印刷の締切が来ます。

案内状の役目は、趣旨を伝えることと、出欠を判断させることの2つです。趣旨の文章に手をかけるより、判断に必要な情報を揃えるほうが返信は返ってきます。

年齢の示し方を案内状の中で揃える

古希は満70歳、喜寿は満77歳を指します。この2つが近い年に並ぶため、案内状で取り違えると訂正の連絡が往復します。

数え年で書くか満年齢で書くかは、会の中で1つに決めます。混ぜて書くと、対象かどうかを判断できない人が出ます。案内状には「満70歳を迎える年度」と書けば、読んだ人が自分の生年から判断できます。生まれ年を併記する形も分かりやすく、「昭和31年生まれの学年」と書けば迷いません。

節目の年齢を会の名称に入れるかどうかも決めます。「古希記念同窓会」と付ける形と、「卒業50周年記念同窓会」と付ける形があります。前者は年齢を軸にし、後者は卒業からの年数を軸にします。学年が同じなら結果は同じですが、浪人や留年で学年がずれた同期がいる場合は、卒業年を軸にするほうが対象がはっきりします。

本人が年齢を書かれることを嫌う場合もあります。案内状の表面と宛名には年齢を書かず、本文の趣旨の部分だけに入れる形にすると、受け取った側の抵抗が小さくなります。封書の場合、同封する紙のほうに年齢を書くこともできます。

年齢の話に添えるとよいのは、健康を前提にしない書き方です。「お元気なうちに」という表現は、書いた側の善意でも、読む側には重く届くことがあります。「無理のない範囲で」という言い方に置き換えると、体調に不安のある人も返事を書きやすくなります。

案内状に入れる項目を9つに絞る

古希の同窓会の案内状に入れる項目は9つです。これが揃っていないと、返信のかわりに確認の電話が来ます。

1つ目は開催の趣旨です。古希を祝う会であること、卒業から何年目かを1行で書きます。趣旨が分かると、服装と持ち物の判断がつきます。

2つ目は日時です。年月日と曜日、開始時刻、そして終了時刻を書きます。終了時刻を書いていない案内状は、遠方の同期が帰りの手段を決められません。古希の会では、これが欠席の大きな理由になります。

3つ目は会場の名称、住所、電話番号です。会場名だけでは検索で別の店に着く事故が起きます。最寄り駅からの所要時間と、駅から歩く距離も添えます。

4つ目は会費と支払い方法です。当日に受付で集めるのか、事前に振り込むのかを書きます。

5つ目は当日の条件です。椅子席か座敷か、会場に段差があるか、エレベーターがあるかを書きます。ここが古希の案内状の要です。

6つ目は出席してくださる恩師の名前です。誰が来るのかが、出席するかどうかを左右します。

7つ目は返信の締切です。日付と、消印有効か必着かを明記します。

8つ目は幹事の氏名と連絡先です。電話に出られる時間帯も添えると、勤務中や早朝の着信が減ります。

9つ目は二次会の扱いです。開くのか開かないのか、開くなら場所と会費の見込みを書きます。本会だけ出たい人が判断できるようにします。

この9つ以外は、あってもよいが無くても返信は返ります。会場の地図、当日の流れ、参加者の見込み人数などです。紙に収まらないときは、こちらを削ります。

宛名の書き方で気をつける3つの点

古希の同窓会では、宛名でつまずく場面が3つあります。姓の変わった同期、住所が古い同期、そして本人以外が開封する可能性のある家庭です。

姓が変わっている同期には、現在の姓で宛名を書きます。旧姓で送ると、同居の家族が別人宛だと判断して本人に渡らないことがあります。封筒や表面には現在の姓を書き、本文か返信欄で旧姓を確かめる形にします。返信の欄に旧姓を書く行を独立させて作っておくと、当日の名札を作るときに突き合わせの作業が消えます。

住所が古い同期には、転送の期限を意識します。転居届の転送は期間が限られるため、10年以上前の名簿は届かない前提で考えます。宛先不明で戻ってきた紙は捨てず、氏名と戻ってきた日を記録に残します。次の会でやり直す手間が減ります。

肩書きの扱いも決めます。恩師には「先生」を付け、同期には敬称を統一します。一部の同期に肩書きを付け、他に付けない形にすると、受け取った側に序列が伝わります。会社名や役職は書かず、氏名だけで揃えるのが無難です。

宛名を手書きにするか印刷にするかは、部数で決めます。50通を超えるなら印刷にします。手書きにこだわって投函が遅れると、返信の期間が短くなり、そちらのほうが出席率に響きます。印刷にする場合も、余白に一言を手で添えるだけで印象は変わります。

宛名の一覧は、印刷に使った表をそのまま残します。次の会で差し替えるだけで使えるため、作り直す手間が消えます。

文面の型と時候の挨拶を選ぶ

文面には型があります。順番は、頭語、時候の挨拶、趣旨、日時と会場の案内、出欠の依頼、結語です。この順で並べれば体裁は整います。

頭語は「拝啓」を使い、結語は「敬具」で閉じます。往復はがきのように面積が限られる場合は、頭語と結語を省く形も使われます。省くなら、両方を省きます。片方だけ残すと形が崩れます。

時候の挨拶は、投函する月に合わせます。9月なら「初秋の候」、10月なら「秋涼の候」、11月なら「晩秋の候」が使われます。月ごとの一覧は公開されているため、自分で考える必要はありません。開催月ではなく投函月に合わせる点だけ気をつけます。

趣旨の部分は3行に収めます。卒業から何年が経ったか、古希という節目であること、そして会いたいという一文です。長く書くほど気持ちが伝わるわけではありません。長い趣旨は読み飛ばされ、そのまま日時の行も飛ばされます。

出欠の依頼では、締切と返信の方法を書きます。「同封の返信用はがきにて」と方法を先に示すと、返す動作が決まります。

結語のあとに、幹事の氏名と連絡先を入れます。連絡先は電話番号だけでなく、電話に出られる時間帯まで書きます。

古希の案内状に足すとよい一文が1つあります。体調を気遣う言葉です。

古希・喜寿の同窓会案内状例文古希(満70歳)や喜寿(満77歳)になると、「全員が元気なうちに会いたい」という思いが一層強くなります。案内状では体調を気遣う一文を添え、「無理のない範囲で」という表現を入れると、体調に不安のある方も安心して返事を出せます。 出典: templex.jp

この一文があると、欠席の返事も返ってきます。返事が来ない人と、欠席と分かっている人は、幹事にとって扱いが違います。欠席と分かっていれば、次の会の案内を送り続けられます。

当日の配慮を案内状に書き添える

古希の同窓会の案内状で、他の年代の案内状といちばん違うのがこの部分です。当日の身体的な条件を先に書きます。

書く項目は6つあります。1つ目は席の形です。椅子席か座敷かを明記します。座敷に長時間座れない同期は少なくありません。座敷の会場を選ぶ場合は、椅子席を何席用意できるかまで書きます。

2つ目は会場までの段差です。入口の階段、エレベーターの有無、宴会場が何階かを書きます。3階でエレベーターがない会場は、それだけで欠席の理由になります。

3つ目は所要時間です。開始から終了まで何時間かを書きます。3時間を超える会は、途中退席が前提であることも添えます。

4つ目はトイレの位置です。宴会場と同じ階にあるかを書きます。細かいと感じるかもしれませんが、これを書いた案内状は返信率が上がります。

5つ目は駐車場です。台数と、送迎で立ち寄れる場所があるかを書きます。運転する家族が送ってくれる形で出席する同期がいます。

6つ目は食事の内容です。硬いものが多い献立か、柔らかいものに替えられるかを書きます。替えられるなら、返信の欄で希望を聞きます。

この6つは、会場を決める段階で確かめられます。下見のときに写真を撮っておくと、案内状に短く書き写せます。書ききれない場合は、封書にして別紙を入れます。往復はがきでは面積が足りないため、会場の条件が複雑な会では封書を選ぶ判断もあります。

開催の時刻と会場の選び方

古希の会で時刻を決めるときの基準は、暗くなる前に帰れるかどうかです。夜の開催は、歩く不安と運転の不安の両方を生みます。

昼の開催が向きます。11時開始で14時終了、あるいは12時開始で15時終了という形が多く使われます。この時刻なら、遠方の同期も日帰りができます。宿泊が必要な距離の同期には、近くの宿の名前を別紙で知らせます。

会場は、駅から近いことを最優先にします。料理の評判より、駅からの距離が出席率を動かします。駅から徒歩5分を超える場合は、送迎の車が出るかどうかを案内状に書きます。

会場の規模は、返信が揃う前に確定させないようにします。仮の人数で押さえ、返信の締切のあとに確定する形にします。この条件で受けてくれる会場を探す段階で、幹事の手間の大半が決まります。

個室かホールかも判断が要ります。音が響くホールは、聞こえに不安のある同期にとって会話が成り立ちません。個室か、仕切りのある部屋のほうが話ができます。古希の会で満足を決めるのは料理でも催しでもなく、隣の人と話せたかどうかです。

会場が決まったら、条件を1枚にまとめて幹事の全員で共有します。当日に来られない幹事が電話で問い合わせに答える場面があるため、同じ紙を見ている状態にします。

会費の示し方と支払いの方法

会費は、総額を1つの数字で示します。「会費1万円、二次会別途」という書き方は、家庭で相談する材料になりません。

書く数字は3つです。本会の会費、二次会の見込み額、そして記念品や写真の代金が含まれるかどうかです。含まれるなら「会費に記念写真代を含みます」と1行で書きます。あとから追加で集めると、当日の受付で説明が要ります。

支払いの方法は1つに絞ります。当日に受付で集める形か、事前に振り込む形かです。両方を認めると、受付で誰が払ったかの照合が発生します。事前振込にするなら、振込先と、振込名義に旧姓を使う場合の書き方まで案内します。

当日に集める形では、釣り銭を用意します。会費を千円単位の切りのよい数にしておくと、釣り銭の用意が軽くなります。端数が出る金額にすると、受付で列が止まります。

欠席の同期から祝いの金品が届くことがあります。受け取るかどうかを先に決め、決めたことを案内状に書いておくと、当日に判断を迫られません。「ご芳志は辞退させていただきます」と書く形が使われます。

会費の使い道は、会が終わったあとに報告します。収入と支出を1枚の紙にまとめ、出席者に配るか、名簿の連絡先へ送ります。残額をどう扱うかも書きます。次の会の準備金として預かるのか、返すのかを曖昧にしておくと、数年後に話が出ます。

恩師への案内は別に作る

恩師への案内は、同期向けの案内状とは別に作ります。理由は3つあります。

1つ目は、文面の敬意の度合いが違うことです。同期向けの文面をそのまま送ると、砕けた印象になります。恩師向けには、頭語と結語を省かず、時候の挨拶も入れます。

2つ目は、会費の扱いが違うことです。恩師の会費を会が負担する場合、その旨を書きます。書かないと、当日に財布を出させることになります。負担する場合も「ご会費は不要です」と明記します。

3つ目は、恩師も高齢であることです。同期が70歳なら、恩師は80代から90代です。当日の配慮は、同期向けよりさらに具体的に書きます。送迎を出せるかどうか、付き添いの家族が同席できるかどうか、途中退席してよいかどうかを書き添えます。

恩師への案内は、同期向けより早く送ります。出席の可否が分かってから、同期向けの案内状に恩師の名前を入れられるためです。恩師が出席することが分かると、同期の出席率が上がります。

連絡が取れない恩師については、学校の事務室や同窓会の組織に照会する道があります。照会には先方の決まりがあるため、どこまで教えてもらえるかを先に確かめます。ご存命かどうかが分からない場合、家族の負担にならない問い合わせ方を選びます。

恩師にお願いする挨拶の時間も、案内の時点で伝えます。「5分程度でお願いします」と書いておくと、準備の負担が軽くなります。

返信を書きやすくする

返信が返ってこない理由は3つに分かれます。届いていない、忘れている、決められないです。案内状で解けるのは、決められないという状態だけです。

決められない状態は、情報が足りないときに起きます。終わる時刻が分からない、会費の総額が分からない、席が椅子か座敷か分からない。どれも案内状に1行ずつあれば解けます。

そのうえで、返す動作を軽くします。返信用のはがきが同封されていて、丸を付けて投函するだけなら返ってきます。返信先を自分で調べる形にすると、そこで止まります。

返信欄に作る行は5つです。出席と欠席の選択、氏名、旧姓、連絡先、そして伝言の欄です。伝言の欄は広くとります。ここに書かれる内容が、次の会の判断材料になります。誰の消息を知っているか、誰に連絡が取れないかがここから分かります。

欠席の場合に理由を書く欄は作りません。書かせると、書きにくくて返事そのものが止まります。伝言の欄に書きたい人は自分で書きます。

文字の大きさも返信率に関わります。返信欄の項目名が小さいと、老眼鏡を探すところで止まります。返信用の面は、項目を減らして文字を大きくします。記入する欄の高さも十分にとります。狭い欄は、書きにくいだけでなく、読み取れない字になって集計の手間になります。

返信の締切と日程の逆算

締切は、会場に人数を伝える期限から逆算して置きます。逆算の順番は、開催日、会場への連絡の期限、督促の期間、集計の期間、そして締切です。

会場に人数を伝える期限は、会場によって違います。1週間前という会場と、3日前という会場があります。契約の段階で確かめます。

督促の期間は1週間とります。締切の当日に返事が揃うことはありません。返ってきていない同期に電話をかける時間が必要です。集計の期間も1週間とります。名札を作り、席順を決め、食事の数を確定させる作業です。

この逆算で、締切は開催の1か月前あたりに落ち着きます。案内状の投函は、その1か月前、つまり開催の2か月前になります。古希の会では、この2か月を少し長めにとる会もあります。遠方への相談や、家族との調整に時間がかかるためです。

締切の日は、曜日に注意します。はがきは土曜日と日曜日、休日には配達されません。締切を月曜日に置くと、金曜日に投函した返信が届かない扱いになります。火曜日から木曜日のあいだに置くのが安全です。

締切は、案内状の2か所に書きます。本文の中と、返信欄のすぐ横です。1か所だけだと読み落とされます。

送る手段を往復はがきと封書で選ぶ

送る手段は3つあります。往復はがき、封書、そして通常はがき2枚を使う形です。選ぶ基準は、同封するものがあるかどうかです。

往復はがきは1枚170円です。日本郵便が公開している国内の料金表で、通常はがきが85円、往復はがきが170円と示されています。返す側は切手を買う必要も宛先を調べる必要もありません。同封するものが無い会では、これがいちばん手間が少ない形です。

封書は、地図や当日の流れ、宿の一覧、恩師の出席予定を同封できます。定形郵便物は50グラム以内で110円です。返信用のはがきを入れる場合、その分の料金は別に要ります。会場の条件を詳しく書く必要がある古希の会では、封書を選ぶ判断が成り立ちます。

通常はがき2枚を使う形は、料金は往復はがきと同額になりますが、封入の手間が増え、返信用を失くす人が出ます。往復はがきが手に入る状況なら、そちらを選びます。

宛名の印刷は、どの手段でも同じです。往復はがきは印刷機に通しにくい用紙もあるため、印刷に出す場合は事前に確かめます。家庭用の機械で刷る場合、往復はがきは折り目があるため詰まることがあります。試し刷りを2枚してから本番に入ります。

投函は、まとめて1日で済ませます。数日に分けると、届く日がずれ、締切までの日数が同期のあいだで変わります。

紙と文字の選び方

古希の案内状では、紙と文字の選び方が読みやすさを決めます。ここに手をかけると、返信率が動きます。

文字の大きさは、本文で12ポイント以上を目安にします。10ポイントでは、老眼鏡が手元にないと読めません。日時と会場と締切の3か所は、本文より大きくします。読み飛ばされると困る情報を、大きさで示します。

書体は、明朝体かゴシック体のどちらかに統一します。細い書体や飾りの多い書体は、印刷すると読みにくくなります。行間も広めにとります。詰めて入れると、1行飛ばして読む事故が起きます。

紙の色は、白か薄いクリーム色にします。色の濃い紙に黒い文字を刷ると、読み取りにくくなります。写真や柄を背景に敷く場合、文字のある部分には敷きません。

返信欄の記入する行には、罫線を入れます。罫線がないと、字が斜めになって読み取れません。記入する欄の高さは、8ミリ以上をとります。

色の使い方も1つに絞ります。祝いの会なので赤や金を使いたくなりますが、文字に色を使うと読みにくくなります。色は飾りの部分に使い、文字は黒にします。

刷る前に、必ず1枚だけ印刷して離れて見ます。画面で見て問題がなくても、紙にすると文字が小さいことがあります。この確認を省くと、100枚刷ったあとで気づくことになります。

無料で文面を用意する

案内状の文面と体裁は、無料で用意できます。手をかける価値があるのは別のところです。

挨拶状を扱う会社が、同窓会の案内状の文例を公開しています。還暦や古希といった節目ごとの文例もあり、日時と会場と会費を差し替えるだけで形になります。時候の挨拶も月ごとの一覧が公開されています。

差し込み印刷の書式も無料で手に入ります。文書作成のソフトに付いている書式に、名簿の表をつなげば宛名が刷れます。往復はがきの版も用意されています。

節目の同窓会案内状をすぐ作るには日時や会場を入力するだけで体裁の整った案内状を作りたいときは、TEMPLEXの同窓会の案内状テンプレートが便利です。フォームに項目を入力するとそのまま印刷用のPDFが作れるので、書き漏れなく案内状を完成させられます。還暦・古希・喜寿いずれの節目にも対応できます。 出典: templex.jp

無料で済まないのは、郵送料と印刷の実費です。往復はがきは1枚170円で、100人に送れば17,000円になります。ここは削れません。削れるのは、文面を考える時間と、体裁を整える時間です。

無料の書式を使うときの注意は1つあります。書式のまま出すと、当日の配慮を書く欄がありません。古希の案内状で必要な、席の形や段差や所要時間の行は、自分で足します。書式は土台として使い、足りない行を加える形にします。

訃報と連絡の取れない同期の扱い

古希の同窓会では、必ずこの問題に当たります。連絡が取れない同期と、亡くなっている可能性のある同期です。

宛先不明で戻ってきた紙は、記録に残します。氏名、最後に届いていた住所、戻ってきた日を書きます。同期の誰かが消息を知っている場合があるため、返信の伝言欄で聞きます。名指しで聞くのではなく、「ご存知の方がいらしたらお知らせください」という形にします。

亡くなった同期については、案内状の中で触れるかどうかを決めます。触れる場合は、名前を並べるのではなく、当日に黙祷の時間を設けることだけを書く形が使われます。名前を並べると、ご家族の了解が必要になります。

ご家族に案内状が届いてしまう場合もあります。転居先が家族の住所になっていると起こります。このとき、返信で知らせてくださるご家族がいます。その返信には、幹事から礼状を出します。事務的な処理で済ませないところです。

消息が分からない同期は、無理に探さない判断もあります。探す手段は限られており、学校の組織に照会しても分からないことが多いです。今回の出席者から聞き取った情報を記録に足し、次の会で使う形にします。

記録は毎回引き継ぎます。前の会で戻ってきた住所に、また送ってしまう事態を避けられます。この記録があるかないかで、幹事の作業量が変わります。

返信を集計して次の幹事に渡す

案内状で済むのは、最初の告知と出欠の回収までです。そのあとに必要な連絡は性質が違います。

締切のあとには、会場の変更、開始時刻の調整、当日の持ち物、写真の共有といった連絡が出てきます。これを人数ぶん郵送すると、1回ごとに費用がかかります。返信の欄で連絡先を集めておき、それ以降は電子的な手段に移す形が実務的です。

移す先を選ぶときは、手段ごとの性格の違いを見ます。普段使いの連絡手段をそのまま使う形はLINEグループとの比較で整理されており、参加者の連絡先を互いに知らせずに集める形はLINEオープンチャットとの比較にまとめられています。予定と写真をまとめて扱う形を検討する場合はBANDとの比較が近い話になります。

古希の会では、電子的な手段を使えない同期が一定数います。紙と電話を残したまま、使える人だけを電子的な手段に移す形にします。全員を移そうとすると、移せない人が置かれます。二重に運用する手間は残りますが、そこは割り切ります。

名簿の扱いは別です。共有のリンクを配る形にすると、そのリンクが会の外に出たときに止められません。メンバー以外は見られない場所に保存する形にしておけば、幹事が公開範囲の判断に神経を使わずに済みます。

集まりの性格によって、向いている運び方は変わります。学年や学級の単位で名簿と行事を扱う形は学校での使われかた、担当が数年で代わる前提で引き継ぎを組む形はPTAでの使われかたに、それぞれ近い例が並んでいます。手段を変えるときの段取りはよくある質問も判断材料になります。

次の幹事に残すものは4つです。投函日と締切日、送った人数と返信のあった人数、宛先不明で戻ってきた人の名前、当日の実数と締切時点の人数の差です。この4つがあれば、次の会は日程を逆算するだけで決まります。印刷に使った版も残します。保存先は幹事個人の端末ではなく、会として決めた1か所にします。幹事は数年で代わるため、個人の手元に残っていると引き継げません。

古希の案内状で返信率を上げるのは、うまい文章ではありません。終わる時刻、会費の総額、席の形、段差の有無という4つを書き、締切を2か所に示し、返す動作を丸を付けるだけにする。この3つを押さえれば、同じ人数に送っても返ってくる数が変わります。文例は公開されているものを使い、時間はここに使います。

Q1. 古希の同窓会の案内状には何を書けばよいですか?

開催の趣旨、日時と終了時刻、会場の名称と住所と電話番号、会費と支払い方法、当日の条件、出席する恩師の名前、返信の締切、幹事の連絡先、二次会の扱いの9つです。当日の条件とは、椅子席か座敷か、段差やエレベーターの有無、所要時間、トイレの位置のことです。

Q2. 古希は満年齢と数え年のどちらで書けばよいですか?

満年齢で書く形が一般的です。案内状には「満70歳」と「満」を付けて書くと、数え年との混同を防げます。同期の誕生日はそれぞれ違うため、学年全員が70歳を迎える年度に開く形にし、案内状にも生まれ年を併記すると、読んだ人が自分で判断できます。

Q3. 案内状は往復はがきと封書のどちらがよいですか?

同封するものが無いなら往復はがきです。1枚170円で、返す側は切手も宛先の調べものも要りません。地図や宿の一覧、会場の条件を詳しく伝えたい場合は封書にします。定形郵便物は50グラム以内で110円ですが、返信用を入れるとその分の料金が別に要ります。

Q4. 文面は無料で用意できますか?

文面と体裁は無料で用意できます。挨拶状を扱う会社が節目ごとの文例を公開しており、時候の挨拶も月ごとの一覧があります。差し込み印刷の書式も手に入ります。無料で済まないのは郵送料と印刷の実費で、往復はがきは1枚170円です。

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