Discordをスマホで使いたい、という相談で最初に出てくる質問はほぼ同じです。パソコンがなくても運営できるのか、iPhoneとAndroidで操作は違うのか、通知の設定はどこにあるのか。この3つです。集まりの連絡に使う立場からすると、自分の手元にあるのがスマホだけという状況はまったく珍しくありません。町内会の班長も、部活の保護者代表も、教室の先生も、作業のほとんどを移動中の電車や家事の合間にやっています。
先に結論を書きます。サーバーを作る、人を招く、チャンネルを増やす、ロールを配る、通知を調整する、といった日々の運営はスマホだけで完結します。ただし、通知の設定がアプリの中と端末の設定の2か所に分かれている点と、iPhoneとAndroidで置き場所が違う点だけは、事前に知っておかないと必ず迷います。この記事では公式の記載を確かめたうえで、その違いを順番に並べます。
スマホから始めるときの最初の手順
アプリの入手先は決まっています。AndroidならPlay Store、iPhoneやiPadならApp Storeです。公式のモバイル向けの案内も、この2つを入口として説明しています。
インストールしてアプリを開くと、登録の画面が出ます。ここで入力するのは、表示名、ユーザー名、メールアドレスか電話番号、パスワードの4つです。表示名とユーザー名が別々にあるのが分かりにくいところで、表示名は画面に出る呼び名、ユーザー名はアカウントを特定するための文字列です。集まりの中で使うなら、表示名は本名か会の中での通称にしておくと、誰が書いたのか分からないという事態を避けられます。
登録の直後にやっておくべきことが1つあります。メールアドレスの確認です。公式のモバイル入門には、メールアドレスを確認しておけばパスワードを忘れた場合にアカウントを復元できると書かれています。加えて、次の注意も添えられています。
新しいアカウントが認証されていない場合はアカウント作成から7日後に、ユーザー名の最後にランダムな5桁が与えられます。 出典: support.discord.com
会の代表として分かりやすいユーザー名を使いたいなら、登録した日のうちに確認メールを開いておくべきです。7日を過ぎてから気づくと、数字が付いた名前のまま運用することになります。
サーバーを作る手順もスマホで完結します。サーバーの一覧にある追加のアイコンを押し、白紙から作るかテンプレートから作るかを選び、名前とアイコンを決めれば終わりです。アイコンは端末の写真からそのまま選べますが、最小サイズの決まりがあり、公式は128×128を下限として、大きな画像を切り出すときは128の倍数でそろえるよう案内しています。会のロゴを使うなら、写真アプリでその比率に切ってから選ぶと崩れません。名前とアイコンは後から変更できるので、最初の時点で完璧にする必要はありません。
iPhoneとAndroidで、操作が食い違うところ
Discordのスマホアプリは、iPhoneとAndroidで見た目はほとんど同じです。食い違うのは通知の設定の置き場所で、ここだけは端末ごとに別の説明が必要になります。
Androidは、Discordのアプリの中にも端末の設定にも通知のメニューがあります。端末側は、設定アプリを開いて通知、アプリ通知、Discordの順に進みます。ここに「すべてのDiscord通知」というマスターのスイッチがあり、これを切るとプッシュ通知とバナー通知が一切来なくなります。さらに通知カテゴリーという単位で細かく分かれており、リアルタイム、通話中、サーバー、フォーラム通知、メッセージ、交流、ダイレクトメッセージ、フレンド申請、リアクション通知、友達のアクティビティといった種類ごとに個別にオンオフできます。集まりの連絡に使うなら、サーバーとメッセージとダイレクトメッセージだけを残し、他を切っておくと静かになります。
iPhoneはこの点で作りが違います。公式の記載では、AndroidとちがってiOSのアプリにはアプリ全体の通知メニューがなく、設定は端末の設定から管理すると明記されています。設定アプリを開き、通知、Discordの順に進みます。ここに並ぶのは、アラート、バナースタイル、サウンド、バッジ、通知の読み上げ、プレビューを表示する、通知のグループ化です。バナースタイルは一時的と持続的から選べて、既定は一時的です。持続的にすると、本人が閉じるかタップするまで画面に残ります。大事な連絡を見落としたくない人には、この設定を案内すると効きます。
プレビューを表示するの項目も、集まりの運営では触れておくべきところです。既定はロックされていない時で、ロック画面には本文が出ません。家族と端末を共有している人や、職場で画面を見られる環境の人には、この既定のままが安全だと伝えておくと親切です。
もう1つ、端末の種類に関係なく効く前提があります。公式は、どの設定にしていてもDiscordアプリが起動して操作できる状態のときには通知が届かないと説明しています。アプリを開いている最中に鳴らないのは不具合ではありません。この一文を知らないと、通知が壊れていると誤解して設定をいじり回すことになります。
アプリの中の通知設定と、端末の設定の関係
通知が来ない、あるいは来すぎるという相談が出たとき、見る順番を間違えると解決しません。関係は2段構えになっています。
上の段が、Discordのアプリの中の設定です。ここで決まるのは、Discordがそもそも通知を出すかどうかです。下の段が端末の設定で、ここで決まるのは、出された通知をバナーで見せるか、音を鳴らすか、バッジを付けるかです。上の段で止まっていれば、下をいくら触っても何も起きません。逆に、上が開いていても下で切られていれば画面には出ません。
アプリの中の通知設定に入る道は2つあります。プロフィールの右側にある通知のアイコンを押し、右上の省略記号から通知設定を選ぶ道と、左下のプロフィールアイコンを押し、設定アイコンから通知を選ぶ道です。どちらでも同じ画面に着きます。ここで、アプリ内通知の切り替え、システム通知の管理、リアクション通知の受け取り方、コミュニティアクティビティアラート、ハイライト通知、通話の統合、友達のオンラインステータス通知などを扱います。
Androidを使っている人向けに、もう1つ知っておくと役立つ設定があります。連続して届いたメッセージを1つの通知にまとめる仕組みが入っていて、「会話内のすべての新しいメッセージを通知」というスイッチで挙動を選べます。オンにすると新しいメッセージが届くたびに振動や音で知らせ、オフにすると最初の1件だけ知らせて残りは静かに届きます。雑談の多いサーバーに入っている人には、オフを勧めると端末が静かになります。
iPhoneを使っている人には、通話の統合が刺さる場面があります。電話アプリとの通話統合を有効にすると、Discordの着信が標準の通話画面と同じ見え方になり、電話の発着信履歴にも並びます。音声で集まる習慣のある会では、この設定を案内しておくと出席率が変わります。
サーバーごとの通知を、スマホで調整する
ここからが、集まりの運営でいちばん問い合わせが来る部分です。端末の設定ではなく、サーバーごとの設定で解決する話が大半を占めます。
サーバー名をタップして通知を選ぶと、そのサーバーだけの設定が開きます。この画面は、iPhoneとAndroidで同じように動きます。
ミュートを押すと、期間を選ぶ一覧が出ます。用意されているのは、15分間、1時間、3時間、8時間、24時間、再度オンにするまでの6種類です。会議の間だけ止めたい人にも、しばらく離れる人にも、同じ画面で対応できます。期限付きで止められる点は、切りっぱなしにして連絡を見落とす事故を減らす方向に働きます。
サーバーの通知レベルは3段階です。全てのメッセージは、投稿があるたびにアプリの設定に従って通知します。@mentionsのみは、直接の呼びかけ、ロールへの呼びかけ、全体への呼びかけだけを通知します。通知しないは、そのサーバーのメッセージでは端末に通知が出なくなります。集まりの連絡に使うサーバーなら、参加者に勧めるのは @mentionsのみ です。雑談で鳴らず、呼ばれたときだけ鳴ります。
同じ画面に、抑制のためのスイッチも並んでいます。@everyoneと@hereを非表示にする、すべてのロール@mentionsを非表示にする、ハイライト通知を非表示にする、新しいイベントをミュートする、携帯電話にプッシュ通知を行う、の5つです。運営として案内するなら、上の2つは切らないでくださいと伝えるべき項目です。ここを切られると、全体への連絡も、役員への呼びかけも届かなくなります。
部屋ごとに細かく分けたい人には、通知の上書きを案内します。特定のチャンネルやカテゴリーを追加して、サーバー全体の設定を上書きする形です。お知らせの部屋だけは全て受け取り、雑談の部屋はミュートにする、という配り方が最もうまくいきます。参加者への案内文に書くなら、この2行だけで足ります。
スマホだけでは手が届きにくい作業
日々の運営はスマホで足りますが、作業によってはパソコンのほうが速く終わります。向き不向きを知っておくと、無理に指で操作して時間を溶かすことがなくなります。
まず、チャンネルと権限の設計です。ロールごとに見える部屋を細かく分ける作業は、項目が縦に長く並ぶので、画面が広いほうが全体を見ながら進められます。最初にサーバーの骨組みを作るときだけパソコンを借り、運用に入ってからはスマホで回す、という分け方が現実的です。
次に、長い文章の投稿です。総会の案内や規約の共有のように、改行と書式を整えた文章を出すときは、入力の手間がそのまま品質に出ます。下書きをメモアプリで作ってから貼り付ける手もありますが、書式の記号が思ったとおりに効かないことがあります。
それから、招待リンクの管理です。発行したリンクの一覧を見て、古いものを止める作業は、サーバー設定の招待から行います。スマホでもできますが、複数のリンクを見比べながら判断する場面では画面の狭さが効いてきます。ここで注意しておきたいのは、削除したリンクは同じコードで作り直せず、サポートに頼んでも復活しないという公式の記載です。指が滑って消すと取り返しがつかないので、迷ったときはその場で消さず、落ち着いて見られる環境で判断したほうが安全です。
逆に、スマホのほうが速い作業もあります。写真の共有はその代表です。撮ったその場で上げられるので、行事の記録を残す役割の人はスマホだけで十分です。ボイスチャンネルへの参加も、クリック1回で入れる作りなので、移動中でも問題なく使えます。返事をその場で返す、写真を1枚上げる、時間の確認を投げるといった細かいやりとりは、むしろパソコンを開くほうが遅くなります。
運営を1人で抱えないための工夫も、ここに絡みます。スマホしか持っていない担当が1人で全部を背負うと、権限の設計のようなまとまった作業が後回しになり、そのまま数年放置されます。役員の中にパソコンを使える人がいるなら、設計に関わる作業だけその人に振り、日々の連絡はスマホの担当が回す、という分け方にしておくと止まりません。ロールを使って権限を分けておけば、この分担はそのまま次の代にも引き継げます。
スマホで音声に集まるときの実際
Discordを集まりの連絡に使い始めると、遅かれ早かれ音声で話す場面が出てきます。役員だけの打ち合わせ、遠方の会員を含む相談、練習の前の確認といった用途です。ここはスマホとの相性がよい部分なので、使い方を押さえておく価値があります。
ボイスチャンネルは、呼び出しの操作がいりません。公式の説明にもあるとおり、チャンネルを押すだけで参加でき、誰かに電話をかけて出てもらうという手順を挟みません。サーバーの他のメンバーからは、その人がボイスチャンネルにいることが見えます。決まった時間に集まる打ち合わせでは、この「入っていることが見える」性質が効きます。先に入った人が待っている状態が可視化されるので、遅れている人に催促の連絡をする必要が減ります。
スマホから参加するときに、運営側が案内しておくとよいことが3つあります。1つめはマイクの許可です。初めて入るときに端末からマイクの利用を聞かれるので、ここで許可しないと声が届きません。参加できているのに反応がないという相談の大半は、この許可で止まっています。2つめはイヤホンです。スマホのスピーカーで聞くと、自分の声が相手側に回り込んで反響します。有線でも無線でも構わないので、イヤホンを使う前提で案内したほうが音が安定します。3つめは通信量です。音声だけなら負担は大きくありませんが、画面共有やビデオを使うと一気に増えます。通信量の上限がある契約の人が混ざる会では、長時間の打ち合わせを音声だけに限る取り決めをしておくと親切です。
打ち合わせの記録を残したい場合は、別の方法を用意しておく必要があります。話した内容は自動では残りません。決まったことを後からテキストチャンネルに書き込む役を最初に決めておくと、参加できなかった人にも同じ情報が渡ります。これを決めずに音声だけで進めると、聞いていた人と聞いていない人で認識が割れ、後から確認の連絡が増えます。
端末の容量と通信量が心配なとき
スマホで運営する人から実際に出てくる心配が、容量と通信量です。アプリを入れたら端末が重くなるのではないか、写真が溜まって圧迫するのではないか、という話です。
まず容量について整理します。Discordに投稿された写真や動画は、端末の中ではなくサービス側に保存されます。投稿を見るたびに読み込む作りなので、写真を大量に共有しても、その分だけ端末の空き容量が減っていくわけではありません。ただし、一度見た画像を一時的に端末へ保持する仕組みがあるため、長く使っているとアプリの占有量が膨らんでいきます。気になったら、端末の設定からアプリの使用容量を確認し、キャッシュを消せば元に戻ります。連絡の履歴が消えるわけではありません。
通信量は、使い方で大きく変わります。文字のやりとりだけならほとんど気になりません。増えるのは、画像と動画を多く見るときと、音声やビデオで長く通話するときです。行事の写真が大量に流れるサーバーでは、開くたびに読み込みが走ります。通信量の上限に近づきやすい人が会にいるなら、写真は1つの部屋にまとめ、他の部屋には流さない運用にしておくと、必要なときだけ開けば済みます。
バッテリーの持ちも、相談として上がることがあります。通知を受け取るだけなら影響はわずかですが、ボイスチャンネルに長くつないでいると消費が進みます。打ち合わせの前に充電を案内しておくか、時間を区切るかのどちらかで対処できます。
古い端末を使っている会員がいる場合は、動作の重さが先に問題になります。アプリの更新が続くと、古い機種では起動に時間がかかるようになります。この点は運営側でどうにもできない部分なので、そういう人には電話や紙での連絡を残しておく判断が要ります。全員を1つの道具に寄せきることを目標にしない、という割り切りが、結果として会を続けやすくします。
端末を機種変更するとき、アカウント周りで気をつけること
会の連絡先を預かる立場だと、自分の機種変更がそのまま運営のリスクになります。ここは事前に押さえておくべき部分です。
アカウント自体は端末に紐づいていないので、新しい端末でアプリを入れてログインすれば、サーバーもやりとりもそのまま引き継がれます。問題になるのはログインの手段です。メールアドレスの確認を済ませていないアカウントは、パスワードを忘れたときに取り戻せません。電話番号だけで登録していて、その番号を変える機種変更をする場合も同じ理屈で危なくなります。
二段階認証を入れている場合は、もう一段の準備が必要です。認証アプリを新しい端末に移す作業を、古い端末が手元にあるうちに済ませておきます。会のサーバーの所有者が二段階認証から締め出されると、サーバー設定の一部の操作ができなくなります。公式のよくある質問でも、サーバーが二段階認証を必要とする設定になっていて、アカウント側で有効にしていない場合は削除の項目が出てこない、と説明されています。
もう1つ、覚えておくと安心なのがデータの持ち出しです。ユーザー設定のデータとプライバシーから、自分のデータをまとめて受け取る請求ができます。メッセージ、参加しているサーバー、アクティビティなどが入ったファイルが、アカウントに登録したメールアドレス宛に届きます。公式によれば 30日以内に届き、ダウンロードできる期間も30日です。ここで気をつけたいのが、リンクを受け取る前にアカウントを無効化したり削除したりすると、請求そのものが取り消される点です。辞めるときに記録を残したいなら、請求してファイルを受け取ってから手続きを進める順番になります。
参加者にスマホで入ってもらうときの案内文
とりまとめる側が把握していても、参加者に伝わらなければ意味がありません。案内文を作るときに入れておくべき項目を挙げておきます。
入り口の説明は3行で足ります。アプリをどこから入れるか、渡したリンクをどう開くか、表示名を何にしてほしいか。ここに文字数を使いすぎると読まれません。
通知の案内は、設定名をそのまま書くのが親切です。サーバー名を押して通知を開き、@mentionsのみを選ぶ、という手順を1行で書きます。加えて、お知らせの部屋だけは通知の上書きで全てを選んでほしい、と添えます。この2行があるかどうかで、後から届く「通知が多すぎる」という連絡の量が変わります。
表示名についての一言も、案内文に入れておくと後が楽になります。Discordは初期の状態だと、その人が普段使っている呼び名がそのまま出ます。趣味のグループで使っている名前のまま町内会の場所に入ってくることが普通に起きるので、会の中では本名か通称にそろえてほしいと最初に頼んでおきます。全員が同じ規則に従っていると、発言者を探す手間がなくなり、書き込みそのものの心理的な壁も下がります。
つまずいたときの逃げ道も書いておきます。うまく入れない人が1割ほど出るのは、どの道具でも同じです。電話で聞ける相手を1人決めて名前を書いておくと、そこで止まる人がいなくなります。年配の会員が多い会では、最初の1回だけ集まって一緒に設定する時間を取るほうが、結果的に短く済みます。
案内の中に、期限のあるものを書くときは日付を明記します。招待リンクは既定で7日で切れます。案内を出してから1週間後に入ろうとした人は、無効なリンクという表示に当たります。切れたら言ってくださいと1行添えておくだけで、入れなかった人が黙って諦めるのを防げます。
手元がスマホだけの運営で、負担が残るところ
ここまでの手順を踏めば、Discordはスマホだけで運営できます。そのうえで、端末の問題ではなく、道具の性格として残る負担を整理しておきます。
1つは、届いたかどうかを確かめられないことです。参加者それぞれが自分の通知を持っている以上、とりまとめる側から「全員に届いた」と確認する手段がありません。出欠の返事や集金の締切のように、返事が必要な連絡では、結局は名前を見ながら追いかける作業が残ります。
もう1つは、参加者にアカウントを作ってもらう手間です。年度替わりで大人数が入れ替わる会では、この作業が毎年発生します。スマホの操作に慣れていない人を含む会ほど、ここに時間を取られます。
すでに使っているメッセージアプリと比べて考えている段階なら、項目ごとの違いを並べたものを見ると早く決まります。入口の手間がほぼゼロという点で最も強いのは、参加者が全員すでに入っているグループですが、話題が混ざることと過去を探せないことで詰まります。その壁の中身はLINEグループとの比較に整理してあります。Discordとの違いを項目で見たい場合はDiscordとの比較が該当し、通知と参加者管理の行が判断の分かれ目になります。
どう使われるかを先に見たい場合は、団体の種類ごとの例が参考になります。回覧と行事の連絡が中心なら町内会での使われかた、年度で担当が入れ替わる前提ならPTAでの使われかた、生徒や受講者への連絡が中心なら教室での使われかたに、想定された使い方が書かれています。
最後に1段落だけ、道具を移す話を書いておきます。ここで挙げた負担、つまり届いたかどうかが分からないこと、アカウントを作ってもらう手間、通知をこちらで決められないことは、Discordの欠陥ではなく、誰でも使える汎用のチャット道具である以上は避けられない性質です。出欠の返事を集めるところ、会費の入金を確かめるところ、役員が代わっても引き継ぎが1手で済むところまで手数を減らしたい会には、団体の連絡に特化した道具に移す選択肢があります。判断で迷いやすい点はよくある質問に並べてあるので、気になった項目だけ拾って読めば足ります。
Q1. パソコンがなくてもDiscordのサーバーを運営できますか?
できます。サーバーを作る、招待リンクを出す、チャンネルを増やす、ロールを配る、通知を調整するといった操作はスマホアプリで完結します。ただしロールごとの権限を細かく設計する作業や、長い案内文を書く作業は画面が広いほうが速いので、骨組みを作るときだけパソコンを借りる形が現実的です。
Q2. iPhoneとAndroidで設定の場所は違いますか?
通知の置き場所が違います。Androidはアプリの中と端末の設定の両方に通知メニューがあり、カテゴリーごとに細かく切れます。iPhoneはアプリ内にアプリ全体の通知メニューがなく、端末の設定、通知、Discordの順に進んで管理します。サーバーごとの通知設定はどちらも同じ操作です。
Q3. アプリを開いているときに通知が鳴らないのは故障ですか?
故障ではありません。公式の案内に、設定に関係なくDiscordアプリが起動して操作できる状態のときは通知が届かないと明記されています。画面を見ている間は知らせる必要がないという作りです。設定を触り回す前に、アプリを閉じた状態で届くかどうかを確かめてください。
Q4. 機種変更するときに気をつけることはありますか?
アカウントは端末に紐づいていないので、新しい端末でログインすればそのまま引き継げます。危ないのはログイン手段で、メールアドレスの確認を済ませていないとパスワードを忘れたときに取り戻せません。二段階認証を使っている場合は、古い端末が手元にあるうちに認証アプリの移行を済ませておいてください。