写真と動画

ギガファイル便の使い方|送る側と受け取る側の手順

2026年10月6日 ・ Tsudoo編集部

行事の写真や動画を誰かに渡したいとき、メールに添付しようとして容量の上限で弾かれる。そこから調べ始めて行き着くのが、ギガファイル便のような大容量のファイル転送サービスです。会員登録が要らず、費用もかからないので、集まりの記録を渡す場面で広く使われています。

結論を先に書きます。ギガファイル便の使い方そのものは3段落で説明できるほど簡単で、つまずくのは手順ではありません。つまずくのは、保持期限を過ぎて開けなくなる、削除キーを失くす、複数の相手へ一度に送ろうとして仕様に当たる、という3点です。ここを先に押さえておけば、渡した相手から問い合わせが来なくなります。

この記事では、送る手順と受け取る手順を分けて並べ、そのあとに上限と期限、パスワードと削除キー、複数の相手に配る方法、そして保存先として使ってはいけない理由までを順に確かめます。仕様と金額は2026年9月時点で運営元が自社のページに書いている内容です。

ギガファイル便がどういうサービスなのかを先に押さえる

手順に入る前に、何ができて何ができないのかを確かめます。ここを飛ばすと、使い方は分かっても判断ができません。

ギガファイル便は、株式会社ギガファイルが運営している無料のファイル転送サービスです。運営元は自社のページで、いますぐ利用できるユーザー登録不要の無料大容量のファイル転送サービスであると説明しています。容量は無制限で、1ファイルあたり300GBまで、ファイルの個数にも制限がありません。

保持の期間は、アップロードしたあと最大100日間です。保持の期限は選べる形になっており、運営元のページでは3日から100日の間で7種類から選べると案内されています。初期の状態では7日が選ばれています。

料金については、個人で使う場合でも商業的に使う場合でも、サービスはすべて無料であると運営元が明記しています。会社で恒常的に使う場合も料金はかかりません。広告を表示しない形で使いたい場合に有料のプランが用意されており、スタンダードが月額198円(税込)、プレミアムが月額999円(税込)です。

できないこともあります。アップロードしたファイルを後から差し替える機能はありません。複数のメールアドレスを同時に入力して一斉に通知を送ることもできません。保持の期限が過ぎたファイルの復元も、運営元では行っていません。これらは不便というより、そういう設計のサービスだと理解して使う部分です。

対応の環境は幅広く用意されています。運営元はOSの種類を問わず利用できるとしており、推奨のブラウザはChromeまたはFirefoxの最新版と案内しています。パソコンでもスマートフォンでも、ブラウザから同じ手順で使えます。

送る手順は3段階で終わる

送る側の手順は短いので、先に全体を並べます。ファイルを選ぶ、表示されたURLを控える、相手に伝える。この3段階です。

第1段階は、ファイルの選択です。ギガファイル便のトップページを開き、ドラッグ・アンド・ドロップの領域にファイルを落とすか、ファイルを選択するボタンから選びます。フォルダをそのまま落とすこともできます。ここで注意したいのは、ファイルを選んだ時点でアップロードが即座に始まる点です。運営元のページにも、ファイルの選択後にアップロードが即実施されると書かれています。設定を変えたいなら、ファイルを選ぶ前に済ませてください。

第2段階は、アップロードの完了を待つことです。回線の速さとファイルの容量で時間が変わります。数GBのファイルなら数分から十数分かかることもあります。途中で極端に遅くなったり切断されたりする場合について、運営元はブラウザのキャッシュを消して再試行することを案内しており、あわせて、プロバイダーによっては巨大なファイルの転送を途中で狭窄したり切断する設定になっている場合があると説明しています。分割するか、別の回線から試す形になります。

第3段階は、URLの受け渡しです。アップロードが終わると、そのファイル専用のURLが表示されます。これを相手に伝えれば、相手はそのURLからダウンロードできます。運営元の説明でも、アップロード後に表示されたURLをメールで知らせ、相手がそのURLにアクセスすればファイルを受け取れるという流れが示されています。

URLの伝え方は自由です。メールに書いて送る、トークに貼る、印刷して渡す。QRコードを発行する機能も用意されているので、紙に印刷して配る場面でも使えます。集まりの場でその日の写真を配るなら、QRコードを掲示するのが早い方法です。

アップロードする前に決めておくべきことが3つあります。保持の期限を何日にするか、ダウンロードパスワードを設定するか、複数のファイルをまとめるか。この3つを先に決めておけば、やり直しが発生しません。

アップロードの直後に表示される情報も、その場で控えてください。ファイルのURL、削除キー、設定したダウンロードパスワード。この3つを書き留めずに画面を閉じると、後から取り出す手段がありません。メモのアプリに貼るか、自分宛のメールとして送っておく形が確実です。会として運用するなら、行事ごとに1行の記録を残す形にしておけば、次の担当も状況を追えます。

受け取る手順と、開けないときの原因

受け取る側の手順も短いので、渡すときに一緒に説明できます。

URLを開くと、ダウンロードの画面が表示されます。ファイルが複数ある場合は、個別にダウンロードするか、まとめてダウンロードするかを選べます。ボタンを押せば即座にダウンロードが始まります。運営元の説明でも、受け取ったURLにアクセスし、個別またはまとめてのいずれかを選び、ボタンを押せばダウンロードが実施されるという3段階で案内されています。

ダウンロードパスワードが設定されている場合は、その入力を求められます。送る側はURLとパスワードの両方を伝える必要があるので、片方だけ送って「開けない」と言われる行き違いがよく起きます。メールの本文にURLを書き、パスワードは別の手段で伝える形にすると安全ですが、集まりの写真を配るだけなら同じ本文に書いても実害は少ないはずです。

開けないときの原因で最も多いのが、保持期限の超過です。運営元も、URLをクリックしたのにダウンロードの画面が出ずアップロードの画面が表示される場合は、ファイルの保持期限を超過している可能性があるとして、アップロードした人へ問い合わせるよう案内しています。期限が過ぎたファイルは復元できないので、送る側が再度アップロードすることになります。

もう1つの原因は、URLの一部が欠けていることです。メールの本文でURLが途中で改行され、そこまでしかリンクにならない場合があります。相手が高齢の会員であれば、この時点で「開けない」と連絡が来ます。URLを貼るときは、前後に文字を続けず1行だけで置くと、この行き違いが減ります。

スマートフォンで受け取る場合、ダウンロードしたファイルがどこに保存されたのか分からないという問い合わせも起きます。ブラウザのダウンロードの一覧か、端末のファイルのアプリから見つけられますが、渡す相手によっては説明が必要です。写真を配るなら、ダウンロードしたあと写真のアプリへ保存する手順まで書き添えておくと問い合わせが減ります。

上限と期限の数字を、判断に使える形で押さえる

数字を並べて、どこで足りなくなるのかを確かめます。

1ファイルの上限は300GBです。個数に制限はありません。スマートフォンで撮った写真1枚を3MBとすると、10万枚でも300GBには届きません。4Kの動画でも1時間で数十GBの範囲なので、集まりの記録で上限に当たる場面はほぼ無いと考えてよいはずです。上限の心配より、アップロードにかかる時間のほうが実務では効きます。

保持の期限は最大100日で、3日から100日の間で7種類から選べます。初期の状態は7日です。ここを変えずに送ってしまい、1週間後に「開けない」と言われるのがもっとも多い行き違いです。配る相手が多いほど、開くのが遅れる人が出ます。集まりの写真を配るなら、期限を長めに設定しておくほうが問い合わせが減ります。

削除の処理が走る時刻についても、運営元が説明しています。削除される日について、日付が変わったあとの深夜帯から削除の処理を開始するため、日付が変わった時点が基準になるとされています。つまり期限の当日中は開ける可能性がありますが、そこを頼りにする使い方は避けてください。

ファイルの個数については、アップロードできる数に制限はないと運営元が案内しています。ただし、iPhoneとiPadでは同時の選択に対応していないため、ファイルを1つずつ選んでアップロードする必要があるとされています。パソコンなら同時に選んで自動でアップロードできます。写真を数十枚送るなら、スマートフォンからではなくパソコンから操作したほうが早く終わります。

複数のファイルを1つにまとめる機能も用意されています。まとめる操作をすると1つの圧縮ファイルになり、受け取る側は1回のダウンロードで済みます。枚数が多いときは、まとめてから渡すほうが相手の手数が減ります。ただし、圧縮ファイルを開く操作に慣れていない相手には、かえって手間が増えることがあります。渡す相手の様子を見て決めてください。

スマートフォンから使うときに変わる点

パソコンとスマートフォンで手順はほぼ同じですが、実務で効く違いが3つあります。

1つ目は、ファイルの同時選択です。運営元は、アップロードできるファイル数に制限はなく、パソコンでは同時に選択して自動でアップロードできるとしています。一方で、iPhoneとiPadでは同時の選択に対応していないため、ファイルを1つずつ選んでアップロードする必要があると案内されています。写真を30枚送るなら、この差は作業時間にそのまま表れます。枚数が多いときはパソコンから操作してください。

2つ目は、通信の環境です。スマートフォンの回線でアップロードすると、通信量が一気に消費されます。数GBのファイルを送れば、月の上限に届く場合もあります。無線の環境につないだ状態で操作するほうが安全です。運営元も、アップロードやダウンロードの途中で極端に速度が遅くなる場合の対処としてブラウザのキャッシュを消すことを案内していますが、根本的には回線の条件が効きます。

3つ目は、画面の広さです。スマートフォンの画面では、保持の期限を変える部分やダウンロードパスワードの入力欄が見つけにくいことがあります。設定を変えずにアップロードしてしまい、期限が初期の7日のまま配る流れになりがちです。設定を確かめたいなら、パソコンから操作するか、ファイルを選ぶ前に画面を一度下まで見てください。

運営元は使い方を動画としても公開しており、パソコン向けとスマートフォン向けに分けた公式のマニュアルを用意しています。

ギガファイル便では、作業用BGMのほか、使い方やよくある質問などを動画にまとめて公開しております。 チャンネル登録よろしくお願いいたします。 出典: gigafile.nu

手順で迷う相手に説明するとき、文字で書いた手順より動画のほうが伝わる場面もあります。高齢の会員に説明するなら、公式のマニュアルの場所を伝えておくと、こちらへの問い合わせが減ります。

削除キーとダウンロードパスワードは、性質が違う

似た画面に並んでいるので混同されやすい2つですが、役割が別です。

削除キーは、アップロードした本人が後からファイルを消すための鍵です。アップロードの直後に表示されるので、控えておく必要があります。運営元は、削除キーの管理と再発行を運営側では行っていないとしており、失くした場合は保持の期限が経てば自動的に削除されるので待つよう案内しています。つまり、控えを取り忘れると、期限が来るまで消せません。

ダウンロードパスワードは、受け取る側に入力させる鍵です。アップロードのときに表示される入力欄に4桁の半角英数字を入力し、設定のボタンを押すと有効になります。設定が完了すると、その旨の表示が出ます。運営元は、ダウンロードパスワードは再発行できないため扱いに注意するよう案内しています。

この2つを取り違えると、相手にダウンロードパスワードではなく削除キーを伝えてしまい、相手がファイルを消せる状態になります。アップロードの直後に表示される情報は、どれが誰に渡すものなのかを確かめてから控えてください。

集まりの写真を配る用途では、ダウンロードパスワードを設定する価値があります。URLだけだと、転送された先の人も開けます。4桁の入力を求めるだけで、たまたまURLを見た人が開ける状態は避けられます。子どもが写っている写真を扱う会では、設定しておくほうが説明しやすくなります。

ただし、4桁の英数字は強い鍵ではありません。個人情報や名簿のような、外に出てはいけないファイルを守る手段としては足りません。そうしたファイルは転送サービスではなく、参加している人だけが入れる場所で扱う形にしてください。

複数の相手に配るときの手順

ここが実務で一番引っかかる部分です。仕様を先に知っておく必要があります。

ギガファイル便には、アップロードの情報をメールで送る機能があります。ファイル名、URL、削除キー、メモをメールとして受け取れます。ただし、運営元は複数のアドレスの同時入力に対応していないとしており、利用規約において自分のメールアドレスのみを入力するよう求めています。1つずつアドレスを入力するのではなく、自分のアドレスに送ったものを複数の人へ転送する方法を使うよう案内されています。

つまり、配る流れはこうなります。自分のアドレス宛にアップロードの情報を送る。そのメールを受け取る。本文からURLを取り出して、自分が使っている連絡の手段で全員に伝える。この形が運営元の想定している使い方です。

メールが届かない場合について、運営元はサイトから確認できないこと、アドレスが間違っていても送信を完了したという表示が出ることを注意しています。アドレスの打ち間違いに気づけない設計なので、届かないときはもう一度アップロードの画面に戻ってURLを控えるほうが早く済みます。

受け取り確認の機能も用意されています。通知用のメールアドレスを設定しておくと、ファイルのダウンロードが完了した時点で通知が届きます。運営元は、通知のタイミングがダウンロードの完了時であり、URLにアクセスした時点ではないことを注意しています。誰が受け取ったかまでは分からず、ダウンロードされたという通知だけが届く形です。

集まりで配るなら、この通知はあまり役に立ちません。20人に配って何人が受け取ったかを知りたい場面では、通知の数を数えるより、連絡の手段の側で読んだかどうかを確かめるほうが確実です。転送サービスの通知は、1対1で大事なファイルを渡す場面に向いた機能です。

イベントでの利用についても案内があります。運営元は、コンテストやイベントなどの企画の公募の道具として自由に使えるとしており、利用にあたって問い合わせる必要もないと明記しています。作品の提出先として使う形は想定されている使い方です。

何を送ってよいかの線を、会として決めておく

無料で誰でも使えるからこそ、送るものの線引きは会の側で決める必要があります。

運営元は、アップロードされたファイルの取り扱いについて、管理者側が閲覧することは原則的にないと説明しています。ただし、ファイル自体に違法性の疑いがある場合、またはアップロードやダウンロードの行為に違法性が生じる場合には、関係する法的機関にログを提出する場合があるとしています。通常の使い方で問題になる話ではありませんが、扱いの前提として知っておく内容です。

これを踏まえて、会として送らないものを決めておきます。会員の名簿、連絡先の一覧、口座の情報、健康に関する記録。これらは転送サービスで渡すものではありません。URLを知っている人が開ける仕組みである以上、転送された先を追えないからです。4桁のダウンロードパスワードは、たまたま見た人を防ぐ程度の役割しか持ちません。

写真については、写っている人の範囲で判断が変わります。集合写真を会員に配るのは通常の使い方です。子どもの顔がはっきり写った写真を、外の人にも転送されうる形で配ることは避けたいところです。配る前に、誰に渡すためのリンクなのかを決め、その範囲を超えて回りうることを前提に置いてください。

運営元は認定ファイルという仕組みも用意しています。ダウンロードのページに印が付いたファイルは、申請のフォームから申請され、運営元のスタッフによる申請者情報の審査を通ったもので、アップロードした人が著作権を保有するファイルであることを示すとされています。ただし、ファイル自体の安全性を保証するものではないとも明記されています。受け取る側として知っておくと、印の意味を取り違えません。

会として決めた内容は、引き継ぎ資料に1行書いておいてください。「名簿と連絡先は転送サービスで送らない」と書いてあれば、次の担当が判断に迷いません。書いていなければ、その場の判断で送られます。

保存先として使うと、期限の日に全部を失う

もっとも大事な注意点です。転送サービスは渡すための道具であって、保管の役割を持っていません。

保持の期限は最長で100日です。100日を過ぎれば自動で削除され、運営元に復元を頼むこともできません。「去年の写真はあのリンクにある」という状態は、保存されていないのと同じです。行事の写真を配ったリンクを保存先として扱っている会は、期限の日に全部を失います。

正しい順番はこうです。まず預け先のクラウドと手元の記録媒体に保存する。それが終わってから、配る手段として転送サービスを使う。逆にすると、期限が来た時点で元のファイルがどこにも残っていない状態になります。

配るときに一言添えると、相手側の失敗も防げます。「保持期限は何月何日までです。必要な写真はご自身の端末に保存してください」と書いておくだけで、期限の後に「見られない」という問い合わせが減ります。期限の日付を本文に書くことが効きます。

引き継ぎの観点でも同じです。役員が代わるときに渡すのは、転送サービスのURLではなく、保存先そのものです。URLを引き継ぎ資料に書いても、次の担当が見る時点で期限が切れています。渡すのは、クラウドのアカウントと外付けの記録媒体です。

期限を長く設定すれば済むという話でもありません。100日でも、年度をまたぐ引き継ぎには足りません。転送サービスは数日から数週間の受け渡しに使うものとして扱い、保管は別の仕組みで用意してください。

受け渡しの手段として使うなら、逆にかなり強い道具です。アカウントを作らせずに渡せるので、年配の会員に新しい登録を求める必要がありません。1回だけ写真を渡したい相手、会の外にいる講師や来賓、印刷を頼む業者。こうした相手には、転送サービスが最も摩擦の少ない方法になります。継続して共有する相手と、1回だけ渡す相手を分けて考えると、道具の選び方が決まります。

他の手段と比べたときの向き不向き

大容量のファイルを渡す方法は複数あります。どれが優れているかではなく、場面によって向き不向きが分かれます。

メールの添付は、相手が1人か2人で、ファイルが数MBに収まるときに最も簡単です。相手側に新しい操作が発生せず、履歴として残ります。弱いのは容量の上限で、送信側と受信側の両方に制限があるため、写真を数枚入れただけで弾かれます。動画はほぼ通りません。

クラウドの共有は、継続して同じ相手と共有する場面に向いています。期限がなく、後から追加や差し替えができ、同じ場所を見続けられます。弱いのは初期の手間です。相手にアカウントを求める形になる場合があり、招待の操作も必要になります。1回だけ渡す相手にこれを頼むのは重すぎます。

転送サービスは、1回だけ大容量を渡す場面に向いています。相手に何の準備も求めず、容量の制約もほぼありません。弱いのは期限と範囲で、保管には使えず、URLが転送された先を追えません。

連絡の手段の中で共有する形は、集まりの中で配る場面に向いています。すでに全員が入っている場所に載せるので、URLを配る手間も期限の説明も要りません。弱いのは容量と画質で、動画や高解像度の写真が圧縮される場合があります。

判断の順番としては、相手が集まりの中にいるかどうかを最初に見ます。中にいるなら連絡の手段の中で共有する。外にいて1回だけなら転送サービス。外にいて継続するならクラウドの共有。この3段階で選べば、毎回悩まずに済みます。

配る道具と、まとまっている場所は役割が別

ファイルの転送サービスで解決するのは、渡すという1回の作業だけです。集まりの運営で時間が取られているのは、その前後にあります。

並べてみると分かります。行事の日程を伝える、出欠を集める、当日の持ち物を知らせる、終わったあとに写真を配る、翌年の担当に記録を渡す。転送サービスが担うのは4番目だけで、残りは別の場所で動いています。連絡はトークのグループ、予定は紙の配布物、出欠は個別の返信、記録は各自の端末。この形だと、引き継ぐものが4つになります。

いま何を使っているかによって、次の選び方が変わります。トークのグループで連絡から写真まで回している会が、そのままでどこまで足りるかを比べたものはLINEグループとの比較に整理しました。参加者の名前を出さずに広く募る形の論点はLINEオープンチャットとの比較に、写真とアルバムの機能を持つ団体向けのサービスとの違いはBANDとの比較にまとめています。

実際にどう畳まれているかは、会の種類でかなり違います。回覧板と口頭の連絡を置き換えた例は町内会での使われかたに、年度ごとに担当が入れ替わる前提での運用はPTAでの使われかたに、行事の写真と出欠をまとめて扱っている例はサークルでの使われかたに載せました。費用や個人情報の扱いで先に確かめておきたい点はよくある質問に整理しています。

使い方の順番だけもう一度並べます。アップロードの前に保持の期限とダウンロードパスワードを決めること。削除キーを控えること。複数の相手へは自分のアドレス宛に送ってから転送すること。期限の日付を添えて配ること。保存はクラウドと手元の記録媒体で済ませてから配ること。この5つを守れば、渡した相手からの問い合わせがほぼ無くなります。

Q1. ギガファイル便は無料で使えますか?

運営元は、個人で使う場合でも商業的に使う場合でもサービスはすべて無料であると明記しています。会社で恒常的に使う場合も料金はかかりません。ユーザー登録も不要です。広告を表示しない形で使いたい場合に有料のプランが用意されており、スタンダードが月額198円(税込)、プレミアムが月額999円(税込)です。

Q2. ファイルは何日間保存されますか?

アップロードしたあと最大100日間です。保持の期限は3日から100日の間で7種類から選べ、初期の状態では7日が選ばれています。この初期の状態のまま送って1週間後に開けなくなる行き違いが多いため、配る相手が多いときは期限を長めに設定してください。期限を過ぎたファイルは運営元でも復元できません。

Q3. 複数の相手に一度に送れますか?

できません。運営元は複数のアドレスの同時入力に対応しておらず、利用規約で自分のメールアドレスのみの入力を求めています。自分のアドレス宛にアップロードの情報を送り、そのメールを複数の人へ転送する方法を使うよう案内されています。実務としては、表示されたURLを控えて、普段使っている連絡の手段で全員に伝えるほうが早く済みます。

Q4. 削除キーとダウンロードパスワードは何が違いますか?

削除キーはアップロードした本人がファイルを消すための鍵で、ダウンロードパスワードは受け取る側に入力させる鍵です。ダウンロードパスワードは4桁の半角英数字を入力して設定します。どちらも運営元では再発行できません。相手に伝えるのはダウンロードパスワードのほうで、削除キーを渡すと相手がファイルを消せる状態になります。

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