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BANDの料金のしくみ|無料のままどこまで使えるか 2026

2026年9月29日 ・ Tsudoo編集部

BANDの料金を調べている人の多くは、「無料と書いてあるけれど、あとから請求が来ないのか」を確かめたいはずです。会の会計を預かる立場なら、年度の予算に載せる数字が必要かどうかを先に知りたいところです。この記事では、BANDの公式サイトと有料サービスの案内に書かれている内容だけを使って、無料の範囲、有料になる3つの商品、そして団体の運営で費用が発生する場面を順に整理します。

BANDの料金は無料から始まる。その範囲はどこまでか

BANDの公式サイトは、料金について明確に書いています。グループでのお知らせや日程の共有、出欠管理、投票、トーク、ライブ配信といった機能を並べたうえで、これだけの機能が揃ってもちろん無料だと記載されています。さらに「BANDが選ばれる理由」の項目には、スマートフォン、タブレット、パソコンなどすべてのデバイスで無料で使用できると書かれています。パソコンからは公式サイトにアクセスして使う形です。

無料の範囲に含まれるものを、公式サイトの記載どおりに並べると次のようになります。掲示板への投稿と写真や動画やファイルの添付、投票、カレンダーへの予定登録と出欠確認、トーク、音声通話とビデオ通話、ライブ配信、アルバム、メンバーの権限設定。会の運営でよく使う機能は、ほぼここに入っています。

注目してよいのは、通話とアルバムの扱いです。公式サイトには、連絡先を交換しなくても無料で通話ができると書かれています。またアルバムについては、保存期間の制限はないのでアルバムの写真はいつでもダウンロードできると明記されています。写真を無期限に残したい会にとって、これは大きな判断材料になります。多くの無料サービスは保存期間に区切りを設けるので、期間の制限がないと書いてあるかどうかは必ず確かめる価値があります。

もうひとつ、料金に関わる重要な仕様があります。参加するときに電話番号を教え合う必要がないという点です。公式サイトには、他のメンバーと連絡先を交換せずに参加できると書かれています。これは費用の話ではありませんが、有料の連絡網サービスを検討する理由がここにある会にとっては、無料で同じ条件が満たせるかどうかの分かれ目になります。

公式が挙げる有料商品は3種類だけ

では有料になるのは何か。BANDの「有料サービスの利用」という案内ページに、はっきり書かれています。BANDの利用中に購入できる商品は、スタンプ、BANDストレージ、AD FREEの3つです。この3つ以外に、月々の基本料金や人数に応じた利用料といった項目は出てきません。

有料商品 何を買うのか 買うのは誰か
スタンプ トークや投稿で使うスタンプ 個人
BANDストレージ グループの保存容量の利用券 グループのリーダー
AD FREE 広告を表示しない状態 個人

この表の「買うのは誰か」の列が、会の会計にとって大事なところです。スタンプとAD FREEは個人が自分のために買うものなので、会の支出にはなりません。会の予算に関わるのはBANDストレージだけです。つまり、団体としてBANDを使う場合、予算に載る可能性がある項目は1つに絞られます。

スタンプについては、購入やダウンロードしたスタンプの使用期限は購入画面に表示され、使用期限の表記がないスタンプはスタンプショップのサービス提供が続く限り無期限に利用できると書かれています。有料で購入したスタンプは購入後7日以内であればキャンセルができ、ダウンロード後に利用が確認された場合は返金できないとも記載されています。会の運営に必須のものではないので、判断は個人に任せる形になります。

保存容量の利用券が必要になるのはどんなときか

BANDストレージは、公式の案内では「Bandグループの保存容量」と呼ばれています。案内には、グループの保存容量は追加することも可能で、グループのリーダーは6か月100GBの利用券または1年100GBの利用券のいずれかを選択して購入できると書かれています。購入した保存容量はすぐにグループへ追加され、利用権とその有効期限はAndroidでもiOSでも「Band設定 > Bandメニュー管理 > ファイル・動画保存設定」のメニューから確認できます。

ここで押さえておきたいのは、期限付きの利用券であるという点です。買い切りで容量が永久に追加されるのではなく、6か月または1年という期間が決まっています。会の運営に組み込むなら、毎年の予算に繰り返し載る項目として扱う必要があります。そして購入できるのはリーダーだけなので、リーダーが代わるときに誰が引き継ぐのかを決めておかないと、期限が切れた時点で困ることになります。

では、どんな会が必要になるのか。100GBという容量から考えると、動画を多く投稿する会です。スポーツチームの試合の記録、発表会の映像、練習の様子。写真だけであれば無料の範囲で長く使える会が多いですが、動画を毎週投稿すると容量は早く埋まります。逆に、文字の連絡と写真が中心の町内会やPTAであれば、保存容量の利用券を買う場面はあまり訪れません。

購入のキャンセルについても案内があります。追加保存容量の購入は、支払日の翌日から起算して7日以内であればキャンセルができ、7日を過ぎた後は利用期間に応じて手数料を差し引いた金額を一部返金すると書かれています。会の会計で処理する場合、この期間を過ぎると全額は戻らないという前提で承認を取っておくほうが安全です。

AD FREEを買うかどうかの判断

BANDが無料で提供されている理由のひとつは、広告です。Google Playのアプリの説明欄には「広告が表示されます」「アプリ内購入あり」と表示されています。広告を表示したくない場合の選択肢が、3つめの有料商品であるAD FREEです。

公式の案内には、AD FREE製品を購入するとBANDに表示される広告がすべてブロックされると書かれています。プランの形はAndroidとiOSで違い、Androidでは30日間のプランと月間のサブスクリプションプランの2種類から選べますが、iOSでは30日間プランのみです。購入した製品は「その他 > 設定 > AD FREE」のメニューで確認できます。

これは個人が自分の画面のために買うものです。会として全員分を買うことはできません。したがって、会の判断としては「広告が出ることを前提に使う」でよく、気になる人は自分で買うという整理になります。総会で説明するときは、無料である理由として広告があることを先に伝えておくと、あとから質問が出ません。

無料で提供されているため、細かな使い勝手については利用者から声が上がることもあります。公式のアプリ配信ページには、次のような投稿も掲載されています。

通知の数がおかしい 2017/08/20 田楽なすびーぬ 1件しか来てないのに55件って表示されて不愉快です。 出典: apps.apple.com

同じページには、通知を細かく設定できることや、誰が読んだか分かることを評価する投稿も並んでいます。評価は5段階で3.8、評価件数は6,478件です。Google Playでは4.4で、レビュー件数は79.4万件、ダウンロードは5,000万を超えています。無料で広く使われている道具に対する評価としては、機能への要望と満足が両方並ぶのが普通の状態です。判断材料としては、平均点よりも「自分の会が使う機能について何が書かれているか」を読むほうが役に立ちます。

価格がストアに出ていない理由と、確かめ方

BANDの有料商品は、いずれもアプリ内の購入です。App Storeのページには「無料 · アプリ内購入 · iPad対応」と表示され、Google Playには「アプリ内購入あり」と表示されますが、具体的な金額はどちらの配信ページにも公開されていません。金額は、アプリ内の購入画面を開いたときに表示されます。

したがって、会の予算に金額を載せる必要がある場合の確かめ方は次のとおりです。リーダーの端末でBANDを開き、「Band設定 > Bandメニュー管理 > ファイル・動画保存設定」から保存容量の購入画面まで進み、そこに表示される金額を見る。この画面に出る金額が、その時点の価格です。ここで見た金額を稟議や総会の資料に書き、確かめた日付を添えておきます。

価格が変わる可能性についても、案内に書かれています。BANDは事前に通知した上で有料商品の種類や価格などの内容を変更し、または販売を終了することができるとされ、その変更が利用者に不利益となる場合は利用規約の変更と同様の方法で知らせるとあります。年度の予算を組むときは、前年と同額である前提を置かないほうが安全です。

なお、この有料サービスの案内ページには試行日として2024年1月26日と記されており、それ以前の内容は「変更前の有料サービス利用案内」から確認できるようになっています。会の資料として引用するなら、ページの試行日まで書き写しておくと、翌年に読み返したときに古いかどうかが判断できます。

無料のままで団体の運営に足りるかを機能で見る

料金の話は、結局「無料の範囲で運営が回るか」に帰着します。公式サイトの記載をもとに、会の運営でよく必要になる仕事を並べてみます。

お知らせを全員に配る。これは掲示板の投稿でできます。写真や動画やファイルの添付、投票も同じ投稿の中で使えると書かれています。予定を共有して出欠を取る。これはカレンダーの機能で、予定に地図を添付したり出欠確認もできると記載があります。一部の人だけで相談する。これはトークで、全員とも一部のメンバーとでもやりとりができます。写真を残す。これはアルバムで、保存期間の制限はありません。役割に応じて操作できる範囲を分ける。これはリーダーによるメンバーの権限設定です。

つまり、会の運営でよく使う仕事は無料の範囲に収まっています。有料が必要になるのは、動画を大量に保存する場合と、自分の画面から広告を消したい場合の2つだけです。ここが、人数や配信数で課金される有料の連絡網サービスとの大きな違いになります。

無料であるがゆえに気をつける点もあります。無料のサービスは、提供者の判断で仕様が変わることがあります。アプリの更新情報には、グループを読み取り専用の状態でアーカイブできる機能や、招待コードで参加できる機能、予定の作成時に外部参加者を招待するとメール認証だけで出欠を回答できる機能が、新しく追加されたものとして記載されています。便利になる変更が多い一方、会の運用が特定の画面の並びに依存していると、更新のたびに案内を作り直すことになります。手順書は画面の写真だけで作らず、文章で残しておくほうが長持ちします。

他の道具と料金の考え方を並べる

料金の形は、道具によって考え方がまったく違います。並べて見ると、判断の軸がはっきりします。

道具 料金の形 費用が増える要因
BAND 無料。有料は3商品のみ 保存容量の追加、広告の非表示
LINEグループ 無料 なし
LINEオープンチャット 無料 なし
学校向けの連絡網サービス 年額の契約 人数、配信通数、オプション

学校向けの連絡網サービスを例に取ると、料金の考え方の違いがよく分かります。さくら連絡網の公式サイトに掲載されている価格表では、200人プランの基本料金が年額53,900円、500人プランが年額88,000円、1,000人プランが年額133,100円と、人数の段階で金額が決まる形になっています。LINE通知や自動翻訳はオプションとして別に金額が設定され、LINE通知には年間の送信可能通数が紐づいています。人数が増えれば費用が増えるという、はっきりした仕組みです。

BANDはこの形を取りません。人数でも配信数でも金額が変わらず、無料のまま使えます。そのかわり、学校向けのサービスが持っているような導入時の説明や個別のサポート窓口は、同じようには付いてきません。費用をかけない選択をするなら、会の中で操作を教える人を用意する必要があります。ここが、無料と有料の本当の分かれ目です。金額の差ではなく、誰が支えるかの差です。

BANDと他の道具の機能の違いを項目ごとに並べたものはBANDとの比較にあります。すでにLINEを使っている会が費用をかけずに続ける道を検討するならLINEグループとの比較、匿名で参加できる形を探しているならLINEオープンチャットとの比較が判断の材料になります。

引き継ぎのときに料金が問題になる場面

会の運営で料金が問題になるのは、契約したときではなく引き継ぐときです。BANDの場合、注意すべき点は2つに絞られます。

1つは、保存容量の利用券を買った場合の名義です。購入できるのはリーダーだけで、支払いはアプリ内の購入なので、リーダー個人の決済手段で支払われます。会費から立て替え払いで処理すると、リーダーが代わったときに次の更新を誰が払うのかが曖昧になります。会として買うと決めたなら、購入の記録と有効期限を会計の資料に残し、次の担当者に渡す形を先に決めておきます。有効期限は「Band設定 > Bandメニュー管理 > ファイル・動画保存設定」から確認できるので、引き継ぎの資料にその場所を書いておくと確実です。

2つめは、AD FREEを会費で買わないことです。これは個人が自分の画面のために買うもので、会の支出にする性質のものではありません。気になる人が自分で判断する、という線を引いておくほうが後で揉めません。

そのうえで、料金以外に引き継ぐものを確かめておきます。リーダーの権限、グループの公開タイプの設定、アルバムの整理の方針、そして名簿の更新の担当です。公式サイトには、公開タイプを「秘密」に設定すると招待を受けたメンバーだけが参加でき、グループの内容も外部に公開されないと書かれています。この設定が引き継ぎのときに変わってしまうと、会の情報の見え方が変わります。設定の状態も引き継ぎ資料に書いておく項目です。

サークルでの使いかたを場面ごとに追ったものはサークルでの使われかた、町内会のように世帯単位で動く会の例は町内会での使われかたで確認できます。

総会で料金を説明するときの言い方

会の総会や役員会で料金を説明する場面では、金額の表を配るよりも、聞かれる順番に答えを並べたほうが早く終わります。実際に出る質問は、ほぼ次の順番です。

最初に出るのは「お金はかかるのか」です。ここは「基本の機能は無料です」と答えます。公式サイトにその記載があることを添えると、確かめようがない話ではなくなります。次に出るのが「あとから請求が来ないのか」です。ここは「有料の商品は3種類だけで、会として買う可能性があるのは保存容量だけです」と答えます。この2つで、費用の不安はほぼ収まります。

3番目に出るのが「無料なのはなぜか」です。ここを曖昧にすると不信が残ります。広告が表示される仕組みであることを、そのまま伝えます。Google Playの説明欄にも広告が表示されると明記されているので、隠す必要のない情報です。広告を消したい人は個人で購入できることも添えます。

4番目に出るのが「途中で有料になったらどうするのか」です。公式の案内には、事前に通知したうえで有料商品の種類や価格を変更したり販売を終了したりできると書かれています。無料の範囲が将来も同じである保証はない、という前提を先に共有しておくと、後から責任の話になりません。会として決めるのは「有料になった時点でもう一度議題にする」という扱いまでで十分です。

会計として処理するときの整理のしかた

無料の道具を会で使う場合でも、会計の資料には残しておいたほうがよい項目があります。金額が発生していないからこそ、後から「何を使っているのか分からない」という状態になりやすいからです。

まず、使っているグループの名前と、リーダーが誰かを書きます。アプリ内の購入で支払いが発生する仕組みなので、リーダーが誰かという情報は会計の情報でもあります。次に、有料の商品を買っているかどうかを書きます。買っていなければ「なし」と書けばよく、それだけで翌年の担当者は判断できます。買っている場合は、商品名、購入日、有効期限、そして支払った人を書きます。

支払いの扱いは、会の規模によって変わります。数千円の範囲であれば立て替えて後から精算する形で足りますが、毎年続く支出になるなら、会計の年間予算に項目として立てておくほうが健全です。項目名は「グループ連絡用の保存容量」のように、道具の名前ではなく用途で書いておくと、道具を変えたときも予算書の形を変えずに済みます。

もうひとつ残しておきたいのは、無料で使っている理由です。有料のサービスを検討したうえで無料の道具を選んだのであれば、その判断を1行残します。会の判断は数年で忘れられるので、「人数が増えても費用が変わらないことを重く見て選んだ」といった記録があると、次の役員が同じ議論を繰り返さずに済みます。金額が0円の項目こそ、理由を書いておく価値があります。

無料の道具を会で使うときに先に決める4つのこと

料金がかからないことは利点ですが、無料であるがゆえに決めないまま始めてしまう項目があります。現場で後から困るのは、次の4つです。

1つ目は、誰がリーダーになるかです。BANDはリーダーがメンバーの権限設定を行い、保存容量の購入もリーダーだけが行える仕組みです。会長や顧問の個人アカウントでグループを作ると、その人が退任したときに権限を渡す作業が必要になります。作る前に「役職ではなく役割で決める」ことを話し合い、常に2人以上が運営に関われる状態にしておきます。

2つ目は、公開タイプです。公式サイトには、公開タイプを「秘密」に設定すると招待を受けたメンバーだけが参加でき、グループの内容も外部に公開されないと書かれています。会の連絡であれば、この設定を最初に選びます。あとから変えることはできますが、公開の状態で運用していた期間の投稿がどう扱われるかを気にするくらいなら、最初に決めたほうが早いです。

3つ目は、アルバムの整理の方針です。保存期間の制限がないという仕様は利点ですが、整理する人が決まっていないと数年で探せなくなります。催しごとにアルバムを分ける、年度を名前の先頭に入れる、といった規則を決めておきます。写真をいつでもダウンロードできる仕様なので、年度末に会の保存先へまとめて移す運用にしている会もあります。

4つ目は、アカウントの作り方です。公式サイトには、電話番号やメールアドレスでの新規登録に加えて、LINE、Facebook、Appleのアカウントと連携して会員登録ができ、その場合もトーク内容や友だちリストは連動しないと書かれています。年配の会員が多い会では、新しいIDとパスワードを増やさないことが最初の関門になります。すでに持っているアカウントで登録できることを案内に書いておくと、参加の壁が下がります。

有料の連絡網に切り替えるべきかの判断基準

無料で足りるのか、有料のサービスに移るべきなのか。この判断は金額では決まりません。次の3つのどれかに当たるかどうかで決まります。

1つ目は、届かなかったことの責任を会が負う場合です。学校や施設のように、連絡が届かなかったこと自体が問題になる立場であれば、配信の記録や到達の確認ができる有料のサービスが必要になります。さくら連絡網のように人数の段階で年額が決まる形のサービスは、この責任を前提に設計されています。町内会やサークルであれば、掲示板や口頭という補助の手段があるので、ここに当たらないことが多いです。

2つ目は、スマートフォンを持たない相手に届ける必要がある場合です。有料のサービスの中には、メールや電話への通知を組み合わせられるものがあります。無料のアプリだけで運営すると、この層には届きません。会の中に何世帯いるかを数えてから判断してください。人数が数世帯なら、紙と口頭で足ります。

3つ目は、請求や名簿の管理まで一緒に扱いたい場合です。習いごとの教室のように、会費の請求や振替の管理が業務そのものである場合は、連絡だけの道具では回りません。教室向けのシステムであれば、れんらくアプリを含むスコラプラスの基本プランが月額12,000円(税抜)と公開されており、会員名簿や予約や振替の管理までが1つに入ります。連絡の道具を無料にして業務の管理を別に作るより、まとめたほうが安いこともあります。

この3つに当たらないのであれば、無料の道具で始めて構いません。逆に当たっているなら、無料の範囲で無理に運用を組むと、抜けた分を人の手作業で埋めることになります。費用をかけない選択の代償は、必ず誰かの時間で払われます。どちらを選ぶかを決めるのは会計の都合ではなく、会が負っている責任の重さです。

比較ページの読まれ方から見える、料金の見方

料金を扱った比較のページがどう読まれているかを見ると、会をとりまとめる立場の人が料金のどこを気にしているかが分かります。読まれているのは、月額や年額の金額を並べた部分よりも、「何をすると追加の費用が発生するのか」を書いた部分です。次に読まれるのが、支払いの名義と更新の扱いです。金額そのものの比較は、その後に来ます。

この順番には理由があります。会の予算は年度で決まっていて、途中で増やすのが難しいからです。だから知りたいのは「いくらか」より先に「増えるのか」であり、増える条件がはっきりしている道具のほうが選ばれます。BANDの場合、増える条件は保存容量だけなので、その1点を押さえれば予算は立てられます。

もうひとつ見えるのは、比較のページからよくある質問へ移る動きです。確かめられているのは、人数が増えたときに費用が変わるのか、写真や動画の保存期間はどうなるのか、担当者が代わったときに支払いはどうなるのか、といった項目でした。どれも金額表には書かれていない情報です。

ここから言えることは、料金を比べる資料は金額の表だけでは足りないということです。1枚にまとめるなら、載せるべきは3つです。無料の範囲で何ができるか。費用が増える条件は何か。担当者が代わるときに支払いと権限をどう渡すか。BANDについてこの3つを書くと、無料の範囲で会の運営はほぼ回り、増える条件は保存容量の1つだけで、渡すものはリーダーの権限と保存容量の有効期限になります。この形で総会に出せば、料金の議論は一度で終わります。

Q1. BANDは本当に無料で使えますか?

公式サイトに、お知らせや日程共有、出欠管理、投票、トーク、ライブ配信といった機能が揃って無料であると明記されています。スマートフォン、タブレット、パソコンのすべてで無料で使用できるとも書かれています。人数や配信の回数で料金が変わる仕組みではないため、会の予算に毎月の利用料を載せる必要はありません。

Q2. 有料になるのはどんなときですか?

公式の有料サービスの案内によると、購入できる商品はスタンプ、BANDストレージ、AD FREEの3つだけです。このうち会の支出になり得るのはグループの保存容量を追加するBANDストレージだけで、スタンプとAD FREEは個人が自分のために買うものです。動画を大量に投稿しない会であれば、無料の範囲で足ります。

Q3. 保存容量の利用券はいくらですか?

金額はアプリ内の購入画面に表示される形で、App StoreやGoogle Playの配信ページには公開されていません。公式の案内には、6か月100GBの利用券または1年100GBの利用券から選べること、購入できるのはグループのリーダーであること、有効期限は「Band設定 > Bandメニュー管理 > ファイル・動画保存設定」で確認できることが書かれています。予算に載せる場合は、その画面で確かめた金額と日付を残してください。

Q4. 広告を消したい場合はどうすればよいですか?

AD FREEという有料商品を購入すると、表示される広告がすべてブロックされると公式の案内に書かれています。Androidでは30日間のプランと月間のサブスクリプションプラン、iOSでは30日間プランのみが用意されています。これは個人が自分の画面のために買うもので、会として全員分をまとめて購入する形にはなっていません。

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