LINEで画像が送れないという症状は、原因がいくつにも分かれます。端末の設定で直るものもあれば、仕組みとして決まっている上限に当たっているだけのものもあり、対処の順番を間違えると時間だけが過ぎます。この記事では、公式の案内に書かれている原因と数字を先に並べ、そのうえで行事の写真を会員全員に渡す立場から、どこまでをLINEで済ませ、どこから別の形にするかを整理します。
送れない症状は、原因が大きく6つに分かれる
まず押さえておきたいのは、LINE自身が公表している原因の一覧です。画像や動画、ボイスメッセージを送ったり受け取ったり再生したりできないときの原因として案内されているのは、次の6つです。
1つめは、通信が一時的に不安定になっていること。2つめは、端末の空き容量が足りないこと。3つめは、画像や動画はサーバーで一定期間のみ保存されていること。4つめは、アプリのキャッシュを削除したために端末に残っていた分が消えていること。5つめは、写真へのアクセス権限が許可されていないこと。6つめは、規約に反した場合にアカウントへ制限がかかる可能性があることです。
この並びを見ると、原因は3つの層に分かれていることが分かります。通信と空き容量は「いまの状態」の問題で、時間をおくか整理すれば直ります。アクセス権限は「設定」の問題で、一度直せば再発しません。保存期間とキャッシュは「もう取り出せない」の問題で、対処ではなく諦めの判断になります。
とりまとめる立場の人にとって大事なのは、この見分けです。会員から「送れません」と言われたとき、設定の問題なら手順を案内すれば済みますが、保存期間の問題なら撮り直しか別の人からの再送しかありません。同じ言葉で相談が来るのに、返す内容がまったく違うということです。この見分けを持たないまま案内を書くと、直らない相談に何度も同じ手順を返すことになります。
質問サイトに残っている相談を見ると、症状の説明が細かいぶん、原因の層がかえって分かりにくくなっている様子が見えます。
Androidです。LINEで相手に写真を送ろうとしても、フォトの中に入っている「LINE」というフォルダにある写真しか送れなくなってしまいました。 普通に撮った写真やスクショ、ダウンロードした画像を「LINE」の中にフォルダ移動してもダメでした。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
この形は、写真へのアクセス権限が一部だけ許可されている状態で起きます。アプリに見せる写真を選ぶ設定になっていると、過去にそのアプリ経由で扱った写真だけが一覧に出ます。フォルダを移し替えても直らないのは、問題がファイルの場所ではなく権限の側にあるからです。
公式が案内している数字と、案内していない数字
対処の前に、決まっている数字を確かめます。公式の案内に出ているものだけを並べます。
一度に送れる数。 写真と動画はあわせて最大50個まで一度に送信できます。写真だけで50枚という意味ではなく、動画と合わせた数です。行事の写真を配るときに真っ先に当たるのがこの上限で、80枚撮った運動会の写真は、2回に分けて送ることになります。
アルバムに保存できる数。 1つのアルバムに保存できるコンテンツの数は最大1,000個です。1回でアップロードできるコンテンツの数は最大300個で、トークルームごとに作れるアルバムの数は最大100個です。写真の月ごとのアップロードには上限があり、その上限は翌月1日の午前0時にリセットされると案内されています。
保存期間。 ここが案内されていない数字です。画像や動画はサーバーで一定期間のみ保存されると書かれていますが、その期間そのものは公表されていません。ヘルプには保存期間の詳細は案内していないと明記されています。
この3つ目が、会の運営にとって一番やりにくい点です。何日で消えるか分からないので、「いつまでに保存してください」という案内が書けません。実際の運用では、行事の写真を送った後に「早めに端末へ保存してください」と添えることになりますが、早めというのが3日なのか3週間なのかを会が示せません。結果として、半年後に「あの写真をもう一度もらえますか」という問い合わせが来て、送った側の端末にも残っていないという形になります。
端末の設定で直るもの、直らないもの
設定が原因の場合、確かめる場所は決まっています。iPhoneでは、設定からプライバシーとセキュリティを選び、写真などの情報のカテゴリをタップすると、アクセスを求めたアプリの一覧が出ます。この一覧でアプリごとにアクセスをオンまたはオフにできます。付与した権限がどう使われたかは、同じプライバシーとセキュリティの中のアプリプライバシーレポートで確認できます。
「設定」>「プライバシーとセキュリティ」と選択します。カレンダー、リマインダー、モーションとフィットネスなど、情報カテゴリをタップします。リストには、アクセスを要求したアプリが表示されます。リスト上でアプリのアクセスをオンまたはオフにできます。 出典: support.apple.com
設定を見直して直るのは、写真の一覧に出てこない、特定の写真だけ選べない、という形の症状です。逆に、選べるのに送信が途中で止まる、送ったのに相手に届かない、という形は権限の問題ではありません。通信か、容量か、上限の側です。
空き容量の話も、会員へ案内するときに誤解されやすいところです。送る側の端末の空きが足りないと、送るための一時的な処理ができません。受け取る側の空きが足りないと、届いた画像を開けません。どちらの端末が原因かは症状の出方で分かれるのですが、会員はまとめて「送れない」と言うので、送った側と受け取った側の両方に確かめる必要があります。とりまとめる立場の人が一番時間を取られるのは、この往復です。
もうひとつ、直らないものとして押さえておきたいのがキャッシュです。アプリのキャッシュを削除すると、端末に残っていた画像や動画は消えます。保存期間を過ぎていれば、サーバーからも取り直せません。動作が重いからとキャッシュの削除をすすめる案内は多いのですが、会の写真を扱うトークルームに対しては、保存を済ませる前に削除しないよう添えておくほうが安全です。
行事の写真を配るときに必ず当たる壁
会の運営で写真を扱う場面は、だいたい決まっています。運動会、総会、清掃活動、発表会、卒業や卒団の記念です。どれも撮る枚数が多く、渡す相手も多い行事です。
一度に送れるのが写真と動画あわせて50個なので、80枚を送るなら2回、150枚なら3回に分かれます。分けた時点で、受け取る側の画面では他のメッセージと混ざります。連絡が活発なトークルームでは、翌日には写真がさかのぼらないと見えない位置まで流れています。会員から「写真はどこですか」と聞かれるのは、たいていこの形です。
アルバムに保存すれば流れませんが、こちらにも上限があります。1回でアップロードできるのが最大300個、1つのアルバムに保存できるのが最大1,000個です。年に4回の行事で毎回150枚なら、1つのアルバムに入れ続けても2年目の途中で上限に近づきます。トークルームごとに作れるアルバムは最大100個なので、行事ごとに分ける運用は現実的です。
問題になりやすいのは、月ごとのアップロード上限です。上限があること自体は案内されていて、リセットが翌月1日の午前0時であることも書かれています。年度末のように行事が重なる月にまとめてアップロードすると、途中で止まる可能性があります。会の側から見ると、月をまたいで作業を分けるという段取りが必要になるということです。
さらに、誰がアップロードするかという問題があります。行事の写真は複数の会員が撮っているので、1人に集めてからアップロードするか、各自がアップロードするかを決めることになります。各自に任せると、同じ場面の写真が重複して数が膨らみます。1人に集めると、その1人の端末と回線に負担が集まります。どちらを選んでも、とりまとめる人の作業は残ります。
保存期間が公表されていないことが運営に効く
会の写真を扱う立場から見て、もっとも扱いにくいのが保存期間です。公式には一定期間のみと書かれているだけで、日数は案内されていません。
これが何を意味するかというと、会が「写真はここにあります」と会員に伝えられないということです。伝えられるのは「いま見られます」までで、いつまで見られるかは分かりません。年度の途中で加入した会員に去年の行事の写真を見せたい、卒団する子の保護者に3年分をまとめて渡したい、という要望に応えられる仕組みになっていません。
現場では、次のような形で回避しています。行事の写真を送った直後に、端末への保存を促す案内を添える。会の役員のうち1人が全部を自分の端末に保存して、年度末にまとめて渡す係になる。写真だけは別の共有の場所を用意して、そちらへアップロードする。どれも人の手が前提なので、担当が代わると止まります。
もう一段踏み込むと、これは写真だけの問題ではありません。会の記録が保存期間の分からない場所にしかないという状態は、名簿や議事録、会計の資料でも同じ形で起きます。会員が増えたり役員が代わったりするたびに、どこに何があるか分からなくなる会は、この構造を抱えています。写真が送れないという相談の裏側には、会の記録をどこに残すのかという決め事がないという事情が隠れていることが多いです。
保存期間を会の側で決められる形にするかどうかは、判断の分かれ目です。いま使っているチャットとの守備範囲の違いは、LINEグループとの比較で項目ごとに並べています。写真の残り方、会員の追加や退会、誰が見られるかといった点を1つの表で見比べると、写真だけを別に持つべきかどうかが決めやすくなります。
会の種類ごとの詰まり方
同じ症状でも、会の性格によって困る場所が変わります。
町内会と自治会。 撮る枚数は多くありませんが、渡す相手が多く、スマートフォンに慣れていない会員が混ざります。写真が流れて見えなくなったという相談が電話で来るため、とりまとめる人が口頭で操作を案内することになります。回覧板に印刷して回す会もありますが、印刷の手間と費用が毎回かかります。町内会での並べ方は町内会での使われかたにまとめてあります。
PTAと保護者会。 枚数が多く、子どもが写るため見える範囲の配慮が要る型です。一度に50個の上限で分割すると、どの写真が誰に届いたかを把握できなくなります。年度で役員が入れ替わるので、去年の写真を持っているのが前年度の役員の端末だけ、という状態も起きます。年度の切り替えを前提にした整理はPTAでの使われかたに置いてあります。
部活と少年団。 試合や練習の動画が混ざるため、写真と動画あわせて50個の上限に早く当たります。動画は容量も大きいので、通信が不安定な体育館や屋外では送信が途中で止まります。会場で撮ってその場で送るという使い方は、そもそも成り立ちにくいということです。
学校の関係。 教職員と保護者が同じ場に混ざるため、誰が見られるかの線引きが最初に問題になります。保護者だけに見せたい写真と、全体に見せてよい写真を分けたいのに、トークルームの単位でしか分けられません。整理の仕方は学校での使われかたにまとめてあります。
どの型でも共通しているのは、上限そのものより、上限に当たったあとの段取りが人手に戻ることです。50個ずつに分ける、月をまたいでアップロードする、端末へ保存してもらう、といった作業は、いずれも誰かが覚えていないと回りません。
画質が落ちる、ぼやけるという症状は別の話
送れないという相談と混ざって上がってくるのが、送れたけれど画質が落ちたという相談です。これは不具合ではなく、送信の仕組みとして画質を下げた形で扱われているためです。標準の設定では、通信量を抑えるために画質を落として送られます。
会の運営で困るのは、その写真を印刷したいときです。会報や掲示物に使う写真をチャット経由で集めると、印刷したときに輪郭がぼやけます。A4に引き伸ばす用途では、元のデータをそのまま受け取る必要があります。撮った本人からメールなどで受け取るか、会の側で元のデータを集める場所を用意することになります。
もうひとつ、送信の途中で止まる形との見分けも要ります。読み込みの表示が続いて送信のボタンが押せないという症状は、画質の設定ではなく、端末側でそのデータを扱えていない状態です。この場合はデータを軽くしてから送るか、別の手段で渡すほうが早く済みます。会員に「何度か試してください」と案内し続けると、相手の時間を使わせることになります。
会報や記念誌を作る会では、はじめから元のデータを集める経路を分けておくと後戻りがありません。会員に渡す用と、印刷に使う用の2つの流れを作るということです。手間は増えますが、印刷の直前に画質が足りないと分かるよりは軽く済みます。
AndroidとiPhoneで、見るところが変わる
同じ症状でも、端末の系統によって確かめる場所が違います。会員に案内するときは、どちらを使っているかを先に聞いたほうが往復が減ります。
iPhoneでは、写真へのアクセスの設定が集まっている場所が決まっています。設定からプライバシーとセキュリティを開き、写真の項目でアプリごとの許可を切り替えます。アプリ側から一覧を開いたときに写真が出てこない場合、ほぼここが原因です。許可の使われ方を後から確かめたいときは、同じ画面の中にあるアプリプライバシーレポートを見ます。
Androidでは、端末を作っているメーカーごとに設定画面の作りが違うため、同じ言葉で案内できません。アプリの情報から権限を開く流れが一般的ですが、項目の名前が端末によって変わります。会員に手順を伝えるときは、画面の名前を言い切らず、権限という語で探してもらうほうが通じます。冒頭に挙げた相談のように、特定のフォルダの写真だけが選べるという形は、権限が限定されている状態で起きる典型です。
パソコンから送る場合は、また別の要素が絡みます。パソコン版では端末の写真アプリを経由しないため、権限の問題は起きにくくなります。そのかわり、送ったあとの保存期間はスマートフォンから送ったときと同じ扱いです。パソコンに元のデータが残っているという安心感から会員への保存の案内を省きがちですが、受け取る側の事情は変わりません。会の記録として残したいなら、送る側の端末に残っていることと、会員が後から取り出せることは別だと考える必要があります。
とりまとめる人が案内を用意するなら、iPhone向け、Android向け、パソコン向けの3つに分けた短い手順を持っておくのが実用的です。1つの案内で全部を賄おうとすると、読む側がどこを見ればよいか分からなくなります。会員から相談が来る回数は、案内の丁寧さより、案内が短いかどうかで決まります。画面の名前を並べただけの3行の案内が、図入りの1ページより通じることはよくあります。
写真を渡す手段を並べて比べる
送れない状態を根本から避けたいなら、渡す手段そのものを選び直すことになります。会の運営で実際に使われている手段を、向き不向きで並べます。
チャットに送る。 手間が最も軽く、会員が慣れています。一度に写真と動画あわせて50個までで、送ったあとは連絡に混ざって流れます。保存期間が公表されていないため、会が期限を示せません。数枚を急いで回すには最適です。
アルバムに保存する。 流れずに残り、1つのアルバムに最大1,000個まで入ります。1回のアップロードは最大300個までで、月ごとのアップロードにも上限があります。行事ごとに分ける運用に向きますが、誰がアップロードするかの段取りを決めておく必要があります。
メールで送る。 元のデータをそのまま渡せるので、印刷に使う写真に向きます。一方で、添付できる大きさに限りがあり、会員のメールアドレスを会が持っている必要があります。受け取れるかどうかを事前に確かめる手間もかかります。
会員だけが入れる場所にまとめる。 名簿と写真を同じ場所に持つ形です。誰が見られるかを会が決められて、期限も会が決められます。切り替えの手間は一度きりですが、会員に新しい入口を案内する必要があります。
印刷して配る。 端末を持たない会員に確実に届きます。費用と手間が毎回かかり、枚数を多くはできません。
この5つのうち、会の記録として残したいものに向いているのは4つめだけです。残りは配るための手段で、残すための手段ではありません。会の運営で「去年の写真がどこにもない」という事態を防ぎたいなら、配る手段と残す手段を分けて考えるのが確実です。掲示板型のアプリで写真をまとめる形もあり、守備範囲の違いはBANDとの比較で確かめられます。
症状から対処へ、順番を決めておく
会員から相談が来たときに、どの順で確かめるかを先に決めておくと往復が減ります。上から順に当たっていく形です。
| 確かめること | 直ることの目安 | 直らなかったときに次に見るところ |
|---|---|---|
| 通信が不安定でないか | 時間をおくか回線を切り替えると送れる | 端末の空き容量 |
| 端末の空き容量が足りているか | 不要なデータを整理すると送れる | 写真へのアクセス権限 |
| 写真へのアクセスが許可されているか | 設定から許可すると一覧に出る | 一度に送る数 |
| 一度に送る数が50個を超えていないか | 分けて送ると通る | 送った日からの経過 |
| 送られてからかなり時間が経っていないか | 保存期間の経過。取り直しはできない | 撮った人から再送してもらう |
この順に当たると、設定の問題と諦めの問題を早く切り分けられます。順番を逆にして、いきなり再インストールやキャッシュの削除から始めると、端末に残っていた写真まで失うことがあります。会の中で相談を受ける人が複数いる場合は、この順番を紙1枚にして共有しておくと、案内の中身がぶれません。よく届く質問の型はよくある質問にもまとめてあるので、自分の会に当てはまるものを拾って案内文に使えます。
会員から相談を受ける側の段取りを決めておく
送れない相談は、たいてい行事の前後に集まります。同じ週に何件も来るため、1件ずつ丁寧に付き合うと、とりまとめる人の時間が行事の準備から削られます。相談を受ける側の段取りを先に決めておくと、この削られ方を抑えられます。
まず、会として受ける窓口を1つに絞ります。役員が3人いる会で、3人が別々に相談を受けると、案内の中身がばらつきます。会員から見ると、聞く相手によって言われることが違うという状態になり、信頼が落ちます。窓口を1人にして、その人が使う手順を紙1枚にしておくのが確実です。
次に、行事の写真については、撮った本人に直接やりとりさせない取り決めを作ります。撮った人と受け取りたい人を直接つなぐと、会の把握の外で写真が回ります。子どもが写る写真では、この形は避けたいところです。いったん会の場所に集めてから配るという順番を決めておけば、誰に渡ったかを会が追えます。
3つめは、送れない相談に対して「できません」と答えてよい線を決めておくことです。保存期間が過ぎたもの、端末の故障に関わるもの、他社のサービスの不具合に関わるものは、会が対処できる範囲を超えています。この線を決めていない会では、役員が家電の相談まで引き受ける形になり、負担が際限なく広がります。会の役割は写真を配ることで、会員の端末を直すことではありません。
4つめは、記録を残すことです。同じ相談が年に何度も来るなら、案内文を作ったほうが早く済みます。1年で3回同じ説明をしたものは、翌年も3回来ると考えて差し支えありません。文章にして残せば、担当が代わっても同じ案内が出せます。この積み上げが、引き継ぎのときに一番効きます。
写真をどこに集めるかを決める
ここまでを踏まえると、会として決めるべきことは3つに絞られます。
流れない場所に置くかどうか。 トークに送る形は、連絡と混ざって流れます。アルバムに入れれば流れませんが、上限とアップロードの段取りが要ります。どちらにしても、会員が後から探せる状態になっているかを確かめる必要があります。
いつまで見られるかを会が言えるかどうか。 保存期間が公表されていない場所に置く限り、会は期限を示せません。卒団や卒業の記念に何年分かをまとめて渡す予定があるなら、期限を会が決められる場所が必要です。
見える範囲を会が決められるかどうか。 子どもが写る写真を扱うなら、メンバー以外は見られない状態を保てるかどうかが要になります。招待の形と退会の処理が回っていない会では、この状態は保てません。誰が入っているかを一覧で確かめられる形になっているかを見ておくと、事故の余地が小さくなります。
この3つのうち2つが引っかかるなら、写真だけを別の場所に持つか、連絡と写真をまとめて1か所に寄せるかの検討に入る段です。公開の範囲が広い場と会員限定の場の違いはLINEオープンチャットとの比較で整理しています。誰でも入れる形と、会員だけの形では、写真を置いてよい範囲がまったく違ってきます。
最後に順番だけ書いておきます。写真を移すのは最後で構いません。先に決めるのは、名簿と、誰が見られるかの線引きです。写真は枚数が多いので移すのに手間がかかりますが、保存先を決める判断そのものは名簿の形で決まります。名簿が会の側にある状態を作れば、写真をどこへアップロードしても見える範囲を会が決められます。逆に名簿が誰かの端末の中にしかない会では、どの場所に写真を移しても、来年また同じ相談が出ます。
Q1. LINEで一度に送れる写真は何枚までですか?
写真と動画はあわせて最大50個までです。写真だけで50枚という意味ではなく、動画と合わせた数になります。行事で80枚撮った場合は2回に分けて送ることになり、分けた分だけ受け取る側の画面で他のメッセージと混ざります。枚数が多い行事では、アルバムに保存する形のほうが後から探しやすくなります。
Q2. 送った写真はいつまで見られますか?
公式には、画像や動画はサーバーで一定期間のみ保存されると案内されていますが、その期間そのものは公表されていません。ヘルプにも保存期間の詳細は案内していないと書かれています。そのため会の側から「いつまでに保存してください」と期限を示すことはできず、送った直後に端末へ保存してもらう案内を添えるのが実務的な対応になります。
Q3. 写真が一覧に出てこないのはなぜですか?
写真へのアクセス権限が一部だけ許可されている場合に起きます。iPhoneでは、設定からプライバシーとセキュリティを開き、写真の項目でアプリごとのアクセスをオンまたはオフに変更できます。フォルダを移し替えても直らないのは、原因がファイルの場所ではなく権限の側にあるためです。
Q4. アルバムには何枚まで保存できますか?
1つのアルバムに保存できるコンテンツの数は最大1,000個、1回でアップロードできるのは最大300個、トークルームごとに作れるアルバムは最大100個です。写真の月ごとのアップロードにも上限があり、翌月1日の午前0時にリセットされます。行事が重なる月にまとめて作業すると途中で止まることがあるため、月をまたいで分けるほうが確実です。